執筆者 白井 洋一 1955年生まれ。信州大学農学部修士課程修了後、害虫防除や遺伝子組換え作物の環境影響評価に従事。2011年退職し現在フリー 農と食の周辺情報 白井 洋一 2017年2月22日 水曜日 キーワード:バイテク 栄養 遺伝子組換え技術を品種改良の途中の段階では使うが最終産物には導入遺伝子が残らない、新育種技術(New Breeding Techniques, NBT)については、当コラムでも何回か紹介したが、この技術を使ったジャガイモとイネの試験栽培が今年から開始される。 組換え植物(作物)の隔離ほ場試験栽培は、農林水産省・環境省に申請する産業利用と、文部科学省・環境省に申請する研究開発段階の2つのルートがある。今回は研究開発段階で、実際の商業利用はまだ先だが、千里の道も一歩から、野外栽培で目的通りの結果が得られるかどうか機能検証試験が始まる。 ●エピゲノム編集ポテト 2月1