デンソーは同社が開発したQRコードとブロックチェーン技術を組み合わせ、サプライチェーン(供給網)全体の流れを追跡する仕組みを構築した。電気自転車(EV)の電池を、ライフサイクル全体で管理することを想定している。 QRコードに採掘場から製造、リサイクルまで各工程のデータを登録。製品の二酸化炭素(CO2)排出量やリサイクル材含有率などの情報も埋め込む。各情報はクラウド上のブロックチェーンに登録する。QRコードを読み取るとそれらの情報が見られる。サプライチェーン全体で情報を共有することで改ざんを防止し、信頼性の高い情報を提供するという(図1)。