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  • 剣のように強い力を持った本の記録──『戦地の図書館 (海を越えた一億四千万冊)』 - 基本読書

    戦地の図書館 (海を越えた一億四千万冊) 作者: モリー・グプティル・マニング,松尾恭子出版社/メーカー: 東京創元社発売日: 2016/05/30メディア: 単行この商品を含むブログ (1件) を見る紀元前から人類は図書館と共にあったが、それは場所が戦地にあってもかわらない。人はいかなる時であっても──というよりかは、過酷な状況にあってこそ書籍を求めるのかもしれない。 書『戦地の図書館 (海を越えた一億四千万冊)』は「第二次世界大戦時に、強いストレスに押しつぶされそうになっている兵士たちの心を癒やすため、海を渡って兵隊らに行き渡った書籍」についての歴史である。この運動は市民や図書館といった多くの人の手によって集められたに加え、兵隊が持ち運びをしやすいように、兵士専用にあつらえられた兵隊文庫がつくられることでの形態も変化させていった。それは後の出版文化にも大きな影響を与えていくこと

    剣のように強い力を持った本の記録──『戦地の図書館 (海を越えた一億四千万冊)』 - 基本読書
    k-takahashi
    k-takahashi 2016/06/13
    『政府公認の焚書(最終的にはこの焚書によって1億冊以上が塵となったという。)にたいする思想的な抗議』 『第一次世界大戦時の調査によると、本を読むと気分転換に加え心身の健康を回復させるという結果も出ている』
  • 科学がそのままプロットを創りあげる──『オデッセイ』 - 基本読書

    火星の人〔新版〕(上) (ハヤカワ文庫SF) 作者: アンディ・ウィアー,小野田和子出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2015/12/08メディア: 文庫この商品を含むブログ (4件) を見る火星の人〔新版〕(下) (ハヤカワ文庫SF) 作者: アンディ・ウィアー,小野田和子出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2015/12/08メディア: 文庫この商品を含むブログ (2件) を見る『火星の人』を原作とする映画オデッセイを鑑賞した。 これは一言でいえば心地のいい映画だ。 あらすじは「植物学者ワトニーが火星に取り残され、生き残るために僅かな物資と科学知識を総動員する」でだいたい説明できる簡潔明瞭なもので、次々と致命的なピンチが訪れるわりに陽気なワトニーに引っ張られストレスがかからない。 どこか特定の箇所に、何度も観たくなるような燃えるシーンがある……というのではなく、全編を通して登場人

    科学がそのままプロットを創りあげる──『オデッセイ』 - 基本読書
    k-takahashi
    k-takahashi 2016/02/09
    『著者はインタビューで『Science creates plot!』*1と言っているが、まさにそのまま、科学こそがプロットをつくっていくのだ』
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