尖閣諸島を含む東シナ海上空=沖縄・尖閣諸島(鈴木健児撮影) 肺炎を引き起こす新型コロナウイルスが中国から日本をはじめ世界各地に拡大している中、中国公船による尖閣諸島(沖縄県石垣市)周辺での活動が続いている。超党派の「日本の領土を守るため行動する議員連盟」(新藤義孝会長)が7日に開いた総会では「日本側ができる限りの支援を行い、お互いが協力している中、『恩をあだで返す』ような行為は厳に慎むべきだ」といった懸念が相次いだ。
![新型肺炎拡大の裏で中国公船による尖閣周辺の活動は継続中…超党派議連「恩をあだで返す行為」](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/ccea055cd521084b612610a7bbe999a5fc08cb3a/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fspecial.sankei.com%2Fa%2Fpolitics%2Fimages%2F20200207%2F0002p1.jpg)
G20大阪サミットで来日した中国の習近平国家主席(中央)=6月、関西国際空港(須谷友郁撮影) 来春の習近平国家主席の訪日に向けて日本との関係改善を進める中国当局が、“微笑外交”の裏で日本の準公務員を拘束するという強硬な措置に出た。2015年以降の邦人拘束事件をめぐっては日本側に配慮する動きはまったくない。日本政府の反応も小さく、行動をエスカレートさせても日中関係に影響はないと踏んでいるようだ。 外交問題を抱える相手国の国民をスパイ容疑などで拘束し、政府に圧力をかけるのは中国当局の常套(じょうとう)手段となっている。中国通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)幹部が昨年、カナダ当局に逮捕された報復として同国の元外交官ら2人を国家安全危害容疑で逮捕したのは典型的だ。
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