「どうすれば仕事が面白くなるのだろう?」という問いは、すなわち「なぜ今の仕事が面白くないのだろう?」と考えているから生まれるもの。たとえ小さくても、自分の意志を仕事に反映させ、主体的に取り組める範囲を拡張すると、仕事は楽しく面白くなる──。 NHKで“映像デザイナー“として活躍する、服部竜馬(はっとりりょうま)さんが歩んできた15年間は、まさにデザイナーとしての自らの役割を広げるための道のりでした。10代の自殺者が最も増える9月1日の前夜に、若者へ真摯に向き合いつつ実験的なアプローチでメッセージを届けたEテレ『#8月31日の夜に。』や、平成最後の『第69回NHK紅白歌合戦』をはじめ、「チコちゃんに叱られる!」「ねほりんぱほりん」「コントの日」「バリバラ」など、服部さんが携わってきた番組は“テレビ離れ”の時代に、多くの人が話題にするものばかり。 番組のスタッフロールでは「美術」または「映像デ