著者: 津村記久子 , 岸本佐知子 『華麗なるギャツビー』『ゴドーを待ちながら』『ボヴァリー夫人』……名前は聞いたことあるけど、実は読んだことのない名作ありませんか? そんな作品たちと真っ向から向き合ったのが作家・津村記久子さん。時にはツッコミを入れながら、古今東西92作の物語のうまみと面白みを引き出した世界文学案内『やりなおし世界文学』の刊行を記念して、翻訳家・岸本佐知子さんとの対談が実現。読み巧者の二人ならではの翻訳文学の楽しみ方を軽妙に語り合いました。 津村記久子『やりなおし世界文学』(新潮社公式HPはこちらから) 名前は知っているけれど、読んだことのない本 津村 名前は知っているけれど、中身のよくわからない本を読んでみるというのが『やりなおし世界文学』の始まりで、「本の時間」という雑誌でスタートし、その後に「波」、Webマガジン「考える人」で連載していたものが今回一冊にまとまりまし