スプリングエフェメラルのウスバシロチョウ(ウスバアゲハ)の季節は、そろそろ終わりですね。先週の高尾のウスバシロチョウはもう、ボロボロのばかりでしたが、若いころより、熟年になって魅力が増すこともあります。ウスバシロチョウの場合は、もともと鱗粉が少ないので、熟年になると羽がますますシースルーになってきて妖艶です。ステンドグラスのようにも見えますね。 そしてもう一つ、発生後期になると、ほとんどの雌はお尻に大きな袋を付けるようになります。これは、雄と交尾した際に、雄に(無理やり?)付けられる交尾嚢(のう)というもので、不倫を防止する貞操帯のようなものらしいです。ギフチョウなんかも交尾嚢を付けるようですが、ウスバシロチョウのように目立つ貞操帯も珍しいでしょう。 ウスバシロチョウ♀のお尻の先には貞操帯(左)。発生後期になると羽のシースルー感が増してくる(右)。 雨上がりだったので、羽が濡れて飛べなくな
![貞操帯とシースルー。成人向けの話ではありません。ウスバシロチョウの話です。 - 虫撮る人々](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/8fd72add822e52f079f9c3a759cf4a832e8917ef/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fcdn-ak.f.st-hatena.com%2Fimages%2Ffotolife%2Fm%2Fmushikisya%2F20210515%2F20210515180208.jpg)