太閤ヶ平から鳥取市栗谷町に下りる登山道を歩くと、谷間の集落即ち栗谷町に至る。 この栗谷町に鎮座するのが、栗渓(くりたに)神社である。 栗渓神社 一の鳥居 この神社の創建は、貞観年間(859~877年)とされている。 因幡国内に悪疫が流行した時に、鎮疫の神様として著名だった播磨国廣峯神社の牛頭天王の分霊を勧請したのが栗渓神社の始まりとされている。 今となっては、廣峯神社は全国的に有名な神社というわけではないが、この当時は廣峯神社の信仰はかなり広がっていたようだ。 境内への石段 二の鳥居 播州人である私は、身近にある廣峯神社がかつて全国的な信仰を集めていたことを知って嬉しくなる。 一の鳥居を過ぎて急な石段を登り、二の鳥居を潜ると境内に至る。 祭神は、明治の神仏分離で牛頭天王から須佐之男命になった。栗渓神社は、江戸時代までは牛頭天王社と呼ばれていた。 境内 拝殿 境内では、神職の方がジャージを着