ブックマーク / tsuruhime-beat.hatenablog.com (72)

  • 『イライラ文学館』(頭木弘樹・編集) - つるひめの日記

    ~不安で怒りが爆発しそうなときのための9つの物語~ 「最近イライラしませんか?そんな時こそ、イライラした物語を!」 「イライラに共感することで、イライラを相殺してもらいたい。」 書は文学紹介者である、頭木弘樹氏編集の、小説からエッセイ、漫画まで、古今東西の「イライラ文学」を集めたアンソロジー。 ここに出てきた「イライラ文学」を読んだことによって、自分が時に感じるイライラが相殺されたのかどうかは分からない。 でも、作品内の登場人物たちが抱えているイライラに比べると、自分が感じるイライラなど大したことないと思えて来たりした。 頭木氏は、大学生時代から13年間、潰瘍性大腸炎を患っていたそうだ。(先週、頭木さんの著作『口の立つやつが勝つってことでいいのか』の感想を書かれていた、マー君のママさんも書かれていたけれど。) その実体験をもとに、心が暴走する前には、実はからだが悲鳴を上げていることがわか

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    k10no3 2024/07/04
  • 絵本『こっちとあっち』&鎌倉・紫陽花巡り - つるひめの日記

    『こっちとあっち』(文・谷川俊太郎/絵・樋勝朋巳) 登場人物は、主人公の「ぼく」とその「ともだち」。そしてその友達が連れてきた「タコ」。谷川俊太郎さんの文と、樋勝朋巳さんの絵は、どちらもシンプルですが、子供だけでなく大人にとっても、大切なことが描かれているように感じた絵です。 ぼくはむかしからこっちにいます こっちがすきだから あっちからともだちが あそびにきました あそんでいたら けんかになった ともだちは あっちへいってしまった ともだちがまたくるまで ぼくはえをかく えをかいていたら ともだちがかえってきました めずらしい おおみやげをくれました けんかしてないときは ともだちとあそびます またともだちと けんかになった こんどはぼくが あっちにいきます ぼくはあっちも すきになりました ぼくがいる「こっち」は、水色の背景。友達がいる「あっち」は、ピンクの背景の世界で描かれてい

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    k10no3 2024/06/27
  • 「Unwritten」の歌詞が心に響くラブコメ映画『恋するプリテンダー』 - つるひめの日記

    『恋するプリテンダー』(原題・Anyone But You) オーストラリアのリゾート地を舞台に繰り広げられる、ラブコメディ。 【あらすじ】 弁護士を目指してロースクールに通うビー(シドニー・スウィーニー)は、街角のカフェで出会った金融マンのベン(グレン・パウエル)と最高の初デートをするが、ちょっとした行き違いによって燃え上がったはずの恋心が一気に凍りついてしまう。 数年後、そんな2人はオーストラリアで同じ結婚式に出席することになり、最悪にも再会。しかし、互いの事情により、恋人同士のふりをすることに…。 youtu.be この日は、他に見たかった映画があったのだけど、その前に用事があり時間が間に合わなかったので、第二候補だったこちらの映画を見ることに。 どちらも数館しかやってなくて、見たいなぁと思っている映画は、なかなかタイミングが合わないことが多い。 でもこちらの作品、とても面白かった。

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    k10no3 2024/06/19
  • 「Sunday Musix Box」「All Together Now!」イベント参加レポート - つるひめの日記

    先月、ライブイベントに参加したときのことです。 5/19(日)「神楽坂Sunday Musix Box」 神楽坂の「Mash Records 」さんにて、昨年から何度か参加している、こちらのイベントに出演してきました。 私たちのバンドは、もう一人のメンバーだったなおさん(G/P/V担当)が事情により抜けてしまったので、バンド名が「ROY'S」と変更になりました。(基3ピースだから、来月からは「Roy’s Trio 」という名になるそう。) そのなおさんには、停滞中だったレディースバンドのベーシストをお願いしてみたら、快く引き受けて下さいました。女子バンドや、ベースも以前からやってみたかったそうで。 私たち「ROY'S」は二番手。 【セットリスト】 ▪️Rock'n Rool music ▪️Roll Over Beethoven ▪️I’ve Got To Find My Baby ▪️

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    k10no3 2024/06/12
  • 読書感想『八ヶ岳南麓から』『人生に期待するな』『変な家』 - つるひめの日記

    先月読んで、面白かったの感想です。 『八ヶ岳南麓から』(上野千鶴子・著) ずっとアパートやマンション暮らしだった上野千鶴子さんは、50代で八ヶ岳に土地を買い、家を建てた。それから20年暮らしてきた。 コロナ禍からは都内と行ったり来たりでなく、仕事もリモートで、ほぼ定住状態に。 書はそれらの日々が綴られているエッセイ。 自然の営みの中での生活は、思ってもみなかった色々な苦労も書かれていたけれど、大自然の四季の移り変わり、春から夏への生命が湧き立つ感じなど、読んでいてその清々しい情景が目に浮かぶようだった。 富山県出身で、大学時代はワンダーフォーゲル部に所属し、スキーも昔から大好きな著者。過酷な冬でも、朝誰もいない時間帯に1時間ほどスキーを楽しむなど、持ち前のバイタリティを感じた。 元々住んでいる別荘族に、住む前から色々リサーチしたり、具体的なアドバイスをもらったり、準備万端で住んでみても

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    k10no3 2024/06/07
  • 映画『COUNT ME IN 魂のリズム』『オッペンハイマー』 - つるひめの日記

    先月観に行き、感想が下書きに保存したままになっていた、映画二作品の感想です。 映画『COUNT ME IN 魂のリズム』 ロック界を代表するドラマーたちにスポットを当てたドキュメンタリー。 インタビューシーンが多かったけど、ドラマーたちの深いドラム愛を感じる作品だった。 作品序盤、子ども達が初めて親からドラムセットをプレゼントされたときの、興奮や喜びを爆発させてるシーンは、微笑ましかった。 さすがアメリカなど海外では、ドラムセットを置けて練習できる環境の家も多いのだろうな。 (以下、印象に残ったシーンです。) 「チャーリー・ワッツ(ローリング・ストーンズ)のドラムは、洗練された雑さ。」とのあるドラマーの言葉は、まさにぴったりの表現だと感じた。 ストーンズの曲は雑さというか、ルーズさが魅力でもあるので。 また、チャーリー・ワッツのドラムは、「テンポ103から始まり終わりは109くらいになって

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    k10no3 2024/05/30
  • 絵本『みんなにやさしく』『ちいさなあなたへ』『モーション・シルエット』 - つるひめの日記

    三作品の紹介です。 後の二作品は、大人へのプレゼントにもぴったりです。 『みんなにやさしく』 (パット・ズィトロウ・ミラー 著/ジェン・ヒル 絵/ドリアン助川・訳) 先月、小3の教室で読んだ絵です。 道徳的な絵は好みではなく、読み聞かせでも、読むつもりはなかったのですが、この絵はなんだかいいなぁと思いました。翻訳がドリアン助川さんってこともあり。 優しさや笑顔は、確かに連鎖していく。 自分の知らないところで、地球の反対までも、どんどん広がって行くということは、今までも見聞きしてきたことなので、私もそれを信じています。 この絵はそれをやさしい言葉で教えてくれます。 クラスメートのタニーシャが、服にグレープフルーツジュースをぶちまけてしまい、新しい服が台無しに。それを見て、クラスの皆は笑います。 とっさに主人公の女の子は、「むらさきは、私の好きな色よ。」と声をかけたら、タニーシャは

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    k10no3 2024/05/22
  • 「LIVE!ON THE EAST-WEST2024 」ほか、最近のLIVE♪ - つるひめの日記

    先月今月と、ビートルズバンド「大奥別館」で、どちらも初めてのライブハウスに出演してきました。 4/20(土)「LIVE!ON THE EAST-WEST2024 」 所沢・音楽喫茶MOJO 出演7組での賑やかなイベントでした。 埼玉県の所沢は、乗り換えで通ったことはあっても、外に降り立ったのは初めてで、かなり大きな駅で駅前も都会的でした。 所沢というと、以前行った友達が写真を見せてくれた、こちらの「角川武蔵野ミュージアム」に、今度行ってみたいんですよねー。 kadcul.com 高さ8mあるという、この「棚劇場」が特に気になっていて。今回は、時間も余裕もなく残念でしたが。 それはさておき、 目的のお店「音楽喫茶MOJO」は、その所沢駅から5分ちょっとの場所にありました。 おしゃれな雰囲気のお店で、入口入ったところの部屋はレストラン風で、隣の部屋にステージと客席があります。 私たち「大奥別

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    k10no3 2024/05/09
  • 宮崎旅行(その3)~モアイ像にも会ってきた! - つるひめの日記

    宮崎旅行記の最終回です。 tsuruhime-beat.hatenablog.com tsuruhime-beat.hatenablog.com 三日目午後、「青島神社」の後はホテルに戻り、広大なシーガイアに隣接する、これまた広大な「阿波岐原森林公園市民の森」を散策しました。 目指すは徒歩10分の場所にある、「江田神社」と「みそぎ池」。 どちらも公園の松林に囲まれた東園にあります。西園ではこれからの季節、菖蒲の花が華麗で、「はなしょうぶまつり」が開かれるようです。 「江田神社」 近年、パワースポットとして来訪者が増えている神社。国産み・神産みの夫婦神である伊邪那岐命(いざなぎのみこと)と 伊邪那美命(いざなみのみこと)を祀っています。近くに黄泉の国から帰った伊邪那岐命が禊をおこなった禊池があり、この地で天照大神(あまてらすおおみかみ)、月読尊(つくよみのみこと)、素盞鳴尊(すさのおのみこと

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    k10no3 2024/05/01
  • 宮崎旅行(その2)「天岩戸神社」「青島神社」ほか映画の話 - つるひめの日記

    前回の、宮崎旅行の続きです。と、その前に... 先日観てきたこちらの映画『ブルックリンでオペラを』が、予想以上に良かったので、GWに何か観たいと思っている方にもおすすめしたく、取り急ぎ、簡単な感想ですが。 先月観た映画での予告編で知り、このチラシからも是非観たいと思ってました。 夫婦が主人公の、単なるラブコメかと思ってたけど、予想外のドラマティックな展開で! この前『オッペンハイマー』を観て、映像はすごかったけど色々複雑な気分になって…。 私はやっぱりこういった笑えて心揺さぶられる、ハートウォーミングな作品が一番好きだなぁと、観て当に良かったとしみじみ感じました。 ラストで流れた、ブルース・スプリングスティーン書下ろしの曲、"Addisted to Romance"も、味わい深く余韻に浸れ、家に帰ってからも何度か聴いてしまいました♪ youtu.be youtu.be * ということで、

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    k10no3 2024/04/25
  • 絵本『かべのむこうになにがある?』『かもめたくはいびん』&SUPERCARの曲 - つるひめの日記

    『かべのむこうになにがある?』(ブリッタ・テッケントラップ・作) 昨年読んだ『なみのむこうに』と同じく、ドイツの絵作家・ブリッタ・テッケントラップさんの作品で、同じくこちらも、背中を押してくれるような、メッセージ性のある話です。 tsuruhime-beat.hatenablog.com 「おおきなあかいかべが、ありました。 いつからなのか、どうしてなのか、だれもしりませんでした。」 その赤い壁は、どこまでも、ずうっと続いていました。壁に取り囲まれた中に住んでいる動物たち。 「かべのむこうに、なにがあるんだろう?」 小さなネズミだけが、この赤い壁を不思議に思い、壁の向こうの世界を見てみたいという好奇心でいっぱいです。 他の動物たちは壁のことは全然気にしてなく、外は怖いものがいっぱいあるから、壁は私たちを守ってくれるものだとか、難しいことを考えなければハッピーになれるとか、壁の外は果てしな

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    k10no3 2024/03/25
  • 『その世とこの世』(谷川俊太郎・ブレイディみかこ/著)~自分にとって「その世」に通じる音楽 - つるひめの日記

    谷川俊太郎とブレイディみかこの1年半に渡る往復書簡。 『図書』連載「言葉のほとり」(2022年3月~2023年8月号)に、奥村門土(モンドくん)の挿画を加えて、昨年11月に書籍化されたもの。 字も大きく150ページほどであり、内容的にもとても引き込まれたので一気に読了。 気軽に読めるわりに内容は深く、心に響く言葉や共感出来る事がら多々だった。 社会的なことや、老いや介護などの身近な問題にも触れていて。 年齢も、育った環境も全く違う二人。ブレイディさんの散文に対して、谷川さんは詩を中心に返信。谷川さんの味わい深い詩の世界も十分堪能できた。 イギリスに住んでもう四半世紀になるという、ブレイディみかこさん。 「その捻じれている、邪気を差し込むようなユーモアは、英国の人々がアイロニーと風刺を楽しむから。」と、英国の独特なユーモアについて書かれている点も興味深かった。 英国のシニカルなユーモアは、私

    『その世とこの世』(谷川俊太郎・ブレイディみかこ/著)~自分にとって「その世」に通じる音楽 - つるひめの日記
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    k10no3 2024/03/18
  • 映画『哀れなるものたち』『かがみの孤城』劇団四季『アナ雪』など - つるひめの日記

    映画『哀れなるものたち』 『夜明けのすべて』より、こちらの作品を先に先月観に行き、下書きに感想をざっと書き留めておきました。 www.searchlightpictures.jp (作品詳細は、こちらのサイトからどうぞ。) 自殺を図り、赤ん坊の脳を移植されて生まれ変わったベラ。 精神も知能も赤ん坊だったベラが、野生児のような勢いで色々吸収し、成長していくその姿をエマ・ストーンがもの凄いパワーで演じていました。 以前観た『ラ・ラ・ランド』と、同じエマ・ストーンとは思えなかったな。(^▽^;) 昨日発表された第96回アカデミー賞では、見事主演女優賞を獲得していましたね。 性的なことを含め、自分の気持ちの赴くままに行動していくベラ。 世界を自分の目で見たいため、プレイボーイの弁護士と共に冒険の旅に出て、を読むようになるなど、何にも忖度されない自身の考えがしっかり根付いていく。 ご覧になった皆さ

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    k10no3 2024/03/12
  • 桃の節句『姉妹祭』LIVE♪ - つるひめの日記

    3月3日のひな祭りは「越谷アビーロード」にて、『姉妹祭』に出演してきました。 昨年に続き、主催バンドさんからお誘い頂き、楽しみにしていました。 この日の午後はちょうどジョージ役・貼寸さんがホストの、ビートルズセッション日だったので、そこでバンドメンバーと、リハーサルがてら曲を合わせることが出来ました。 今年は5バンドで、出演者だけでもかなりの賑わいでした。 私達「アビーローズ」はトップバッター。 【セットリスト】 I Got A Woman Soldier Of Love Like Dreamers Do Boys Glad All Over You Really Got A Hold On Me Till There Was You Only You 越谷姉妹(コント) Bad Boy I Saw Her Standing There Can’t Buy Me Love Day Trip

    桃の節句『姉妹祭』LIVE♪ - つるひめの日記
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    k10no3 2024/03/05
  • 『本を守ろうとする猫の話』(夏川草介・著) - つるひめの日記

    以前読んだ同じ夏川草介さんの『始まりの木』では、よんばばさん、marcoさん、マー君のママさん、はなさん、temahimeさん、smokyさんなど、たくさんのブロ友さんが次々読んで感想をUPして下さってました。 その木の枝が伸びて繋がっていくように、またそのブロ友さんへと『始まりの木』の輪が広がっていったようで嬉しかったです。 感想を書いてこんなに反響があったのは初めてで、改めて作品の力を感じました。 そのmarcoさんの感想記事にて、好きでもあるよんばばさんとmarcoさんお二人が、次の夏川作品は、『を守ろうとするの話』を読むというコメントを拝見したので、私も遅れ馳せながら、図書館で予約して読んでみました。 (よんばばさん、marcoさんの感想です。↓) hikikomoriobaba.hatenadiary.com garadanikki.hatenablog.com さすが、ほ

    『本を守ろうとする猫の話』(夏川草介・著) - つるひめの日記
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    k10no3 2024/02/27
  • 映画『夜明けのすべて』 - つるひめの日記

    原作は、瀬尾まいこ2020年刊行の小説。 主人公・藤沢さん(上白石萌音)は、重度のPMS(月経前症候群)により、就職した会社で度々トラブルになり、会社を退職する。 その5年後、藤沢さんは移動式プラネタリウム製作会社の中小企業に勤めている。職場の隣の席には、大手企業から転職してきたばかりの山添君(松村北斗)がいる。山添君は、パニック障害だったことが分かる。 最初は反発し合いながらも、お互い同志のような気持が芽生えてくる。 周囲の人々と緩く関わり合いながら、社会生活に自信を失っていた二人の心にも、徐々に変化が訪れ…。というストーリー展開。 映画の感想を書くときに、「心温まる」という言葉を私は多用し過ぎてる気がする。でもこの作品は、当に、心にじんわり染み入ってくるような、優しさに溢れるとても温かい作品だったのだ。 社長役の光石研はじめ、社員ふくめ登場人物や会社の雰囲気全て温かくて。 その社

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    k10no3 2024/02/20
  • 『あの光』(香月由香・著)~気になった秋のあの匂い - つるひめの日記

    主人公は、薄給のハウスクリーニング会社に勤める、30代の高岡紅。 とても丁寧な仕事ぶりで、顧客からの信頼が厚い。ある日水商売をしている母親からの勧めで、独立して起業を決意する。 その仕事は順調に進み、新たな事業「開運お掃除サービス」も立ち上げ、オンラインサロンや、そのセミナーも開設したりする。 こうして紅はこの会での教祖的存在になるけれど、暴走する会員も現れて… というストーリ展開。 特に玄関やトイレを念入りに掃除すると、運がよくなると聞いたことあるし、掃除で開運って、実際にもありそうだ。 紅は高校時代、演劇部で脚を書いていた。 その自分が書いた劇で、急遽、女王役の代役で出演することになる。 劇中、兵士たちが悲しみの中、すがるように自分を見つめるその眼差しに、女王役の紅は、励ましたいという衝動にかられ、 「今のまま運命に踏みにじられたままでいいのか?こんなところにあなたたちは閉じ込められ

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    k10no3 2024/02/14
  • その両親もふくめ個性豊かな『東家の四兄弟』(瀧羽麻子・著) - つるひめの日記

    「この世界には二種類の人間が存在している。占いを信じるものと信じないもの。」 という冒頭の一文。 皆さんは、どうでしょう? 私は、「当たるも八卦当たらぬも八卦」というスタンスでも、どちらかというと信じてきた方でしょうか。 それは子供の頃から家に、父親が毎年買っていた「九星気学」の易のがあったので、自分も参考にしていたり、 また、中学時代一番仲が良かった友達のお兄さんが、その父親の影響から占い職としていて、度々、友達経由でアドバイスしてもらったことがあるから。 その友人の兄は、今も都内で占い教室を開いているのだけど、生年月日など数字を用いた占いで、一種の統計学だと言われていたような。 LINE登録していて、毎日配信されてくる、「石井ゆかりの星占い」は、肯定的なことしか書かれていないところが好き。石井ゆかりさんは、今はブログ休止中のブロ友さんから教えてもらったのだった。 と、前置きはさて

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    k10no3 2024/02/07
  • 新年に観た映画『ゴジラ-1.0』ほか昨年に観た『生きる』など - つるひめの日記

    『ゴジラ-1.0』 観に行ったのが、三連休中だったせいか、公開2か月以上経っていても混んでいた。 先月『翔んで埼玉』の続編を観たときも、ゴジラにしようか迷ったのだけれど、予告編がとても怖そうだったので躊躇していた。現実で益々悲惨なニュースが多い昨今、ドキドキする作品は、昔ほど好まなくなってきたのもあり。 作品舞台は、戦後間もない日。太平洋戦争末期、特攻隊員・敷島(神木隆之介)が、航空整備士のいる島に不時着する場面から始まる。 その島を突如ゴジラが襲う。「出た!」と、いきなりドキッとする。 その時はまだゴジラ来の大きさではなく、『ジェラシック・パーク』で人間を襲う恐竜場面に似ているなと思った。 終戦を迎え、敷島は日に帰還するも、空襲で既に両親は亡くなっていて、そんな時に大石典子(波辺美波)と出会う… 今回の作品は、ゴジラ70周年記念作品だそう。 見終わって、やはり観て良かったと思った。

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    k10no3 2024/01/26
  • 新春初LIVE♪「Groovy Station New Year Party 」 - つるひめの日記

    先週土曜日は、老舗のライブハウス「六木バウハウス」さんにて、こちらの新年会イベントに出演してきました。 お店の場所は、こちら「東京ミッドタウン」の真ん前で、その向かいのビル地下1階にありました。 行ったことがある仲間からは、凄い店だと聞いていましたが、なるほど、とってもゴージャスなライブハウスでしたー!百人規模の店内もステージも、広く豪華で。✨ 6バンド出演で、1バンド20分間。ビートルズバンドは、私たち入れて3組でした。 最初の「苺坂」さんがステージでスタンバイしているときから、何やら、いつもとは違うお店の雰囲気に飲み込まれ、緊張が高まって来ました。 今まで、もっと広いホールも何度か経験したことはあるのですが、こちらは高級感が漂い独特な雰囲気で。 お店のHPに「ロックの殿堂」と謳っているだけあり、演奏の音もかなり迫力がありました。 トップバッターは、昨年何度か対バンに誘って下さった「苺

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    k10no3 2024/01/18