気になる記事をスクラップできます。保存した記事は、マイページでスマホ、タブレットからでもご確認頂けます。※会員限定 無料会員登録 詳細 | ログイン 「経営者独裁」資本主義の時代がやってくるかもしれない――。サッポロホールディングス2501が3月末に開いた定時株主総会を見ると、そんな気持ちにさせられる。 サッポロの総会では、買収防衛策を継続する議案が賛成多数で可決された。総会の時間は1時間余りで、過去10年間で最短。同社の筆頭株主で米系投資ファンドのスティール・パートナーズがサッポロ買収に成功する見込みはほとんどなさそうだ。 特に驚くべきことではない。サッポロの買収者は、昨年のブルドックソースのTOB(株式公開買い付け)を巡る係争で、東京高等裁判所から「乱用的買収者」と見なされたスティールだ。しかし、買収者がスティールでなくとも、経営陣が買収に反対している限りは、やはり買収防衛策はすんなり