昨日、保育園にお迎えに行った際、年中クラスのとある保護者(母)が、話しかけてきた。時々立ち話をする気さくな人だ。 「私ねぇ・・」 しゃがみこんで、ちょっとため息を付いた。 「主人から仕事を続けるな、って言われてるのよ」 ちょっと意外だった。いつも閉園ギリギリの時間に迎えに来る人だったから。 「・・・そうなんですか・・・。じゃあ、今度年長になるから、あと1年ってことですか?」 「そう。だから小学校に入ったら仕事やめようかなって。」 「そうなんだ~・・」 「クリ蔵君のお母さんは、正社員ですか?」 「はい、そうです」 「じゃあ、これからもっとハードに働くって感じですよねぇ・・」 「う~ん、どうなんだろう。でもうちはダンナが働けって言うからね」 「うちはね、ちょっと今より苦しくなっても、それでもいいって」 彼女の口から、「仕事を続けたい」という言葉は決して発せられなかったものの、その表情に、続けた