写真は横浜市にある東京ガスのLNG地下式タンクの建設現場(1998年8月26日撮影)。(c)AFP/TORU YAMANAKA 【東京 6日 AFP】政府は6日、太平洋沖に大量の埋蔵メタンガスを発見したと発表した。ガスおよび石油エネルギーを完全に輸入に依存している日本の期待が高まる。 政府が支援する海洋調査チームが、推定1兆1000億立方メートルの埋蔵メタンハイドレートを発見したのは、静岡県沖50キロの海底。経済産業省資源エネルギー庁の高官は、「埋蔵量は、日本全体の年間ガス消費量の14年分にあたると推定される」と述べた。 メタンハイドレートは氷に似た性質を持つ物質で、エネルギー利用の可能性が高いと考えられているが、活用法については実用段階の手前にある。日本政府は2016年までに、メタンハイドレートを市販ガスに転換する技術の開発を完了する計画だ。今回発見された埋蔵分に関する試験調査は今年