会社が破綻する、資金繰りが苦しい、というフェーズとなるとどこからともなく、「力になりたい」「資金を出したい」「協力したい」という人たちが現れます。もちろん、中には本当の意味での支援者もいるはずですが、その多くは要注意人物です。どんな要注意人物が出現するのか、そして、その対処方法について説明します。 支援者には、大きく分けて3つのタイプがあります。 1つは、本来の意味での支援者です。例えば民事再生(会社の清算を前提とする「破産」とは異なり、再建を前提とする手続)の適用時には多くの場合、スポンサーが求められます。このスポンサーは「本来の意味での支援者」です。ぜひこういった協力者を得たいものです。ソフトバンクが、PHS業者であるウィルコムの民事再生の際のスポンサーになったのがこの例です。スポンサーを得ることが出来ず、民事再生が認可されないときは、破産し、会社をたたむことになります。 善意で企業を