暗号通貨に代表されるフィンテックの時代に、金融業界のレギュレーションはどうあるべきか。6月に開催されたカンファレンスで、コインチェックの買収で注目されたマネックスグループの松本 大CEO、MITメディアラボの伊藤穰一所長らが議論した。 by Yasuhiro Hatabe2018.07.25 71 34 12 0 「テクノロジーの進化がもたらすレギュレーション維新」をテーマに、6月19日に開催された「THE NEW CONTEXT CONFERENCE 2018 TOKYO」(デジタルガレージなどが主催)。最後のセッションでは、「FinTechの未来」と題したパネルディスカッションが開かれた。 セッション冒頭では、ジョージタウン大学の松尾真一郎研究教授が登壇。ビットコインを例にとり、テクノロジーと規制の現状、今後の論点を整理した。 「サトシ・ナカモトの論文を読むと『Payment(支払い)