昨年はチームで2位となる14盗塁を成功させた浅村栄斗。伊原新監督の下で、昨年以上の成績を残すことができるか。 photograph by Hideki Sugiyama それは、5年目での大爆発だった。 3年目の2011年からレギュラーとして試合には出ていた。しかし'12年までの2年間は打率2割5分そこそこ。本塁打も2ケタに到達しないような凡庸な成績だった男が、'13年になると3割1分7厘、27本塁打。打点に至っては110を叩きだしてタイトルを掴むほどの、著しい結果を残したのだ。 大阪桐蔭時代の“ムラ”が消えた理由を語る恩師の言葉。 2013年、西武の浅村栄斗は豊潤な1年を過ごした。 だからこそ、手綱をしっかりと引き締める。春季キャンプに突入した今、彼は自分に言い聞かせるようにその意図を語る。 「『今年も活躍できるかな?』って不安はありますよ。シーズンが開幕するまでは誰だって不安だ