「昼間の街には若者がいない」「法事パンは全国的な風習だと思っていた」−。島根県民なら「ある、ある」といって納得してしまう県内の風土や方言、生活習慣や社会現象を滑稽なイラストを交えて紹介する書籍「島根あるある」が10日、全国の書店で発売された。著者は松江市東出雲町出身で、東京都在住のライター佐藤英典さん(41)で、240もの「あるある」をひねり出した。 「岡山あるある」や「広島人あるある」など全国各地の「あるある本」を手掛けるTOブックス(東京)が佐藤さんに執筆を依頼し、出版した。ネットメディア「ロケットニュース24」などで活動する佐藤さんは、昨年11月ごろから自身のアイデアのほか、首都圏に住む県出身者や古里の知人からネタを仕入れて1冊にまとめた。 11年前まで松江市内のライブハウスで勤務していた経験から「(音楽)アーティストのツアーでスルーされることが多い」「『また会おうな!』とライブ
私は、5歳から高校卒業までを山口県萩市で過ごした。 萩の方言の特徴の一つに、語尾に「ほ」を付けるというのがある。「今日買い物にいったんだけどね」は「今日買い物にいったほ」、「これどうするの?」は「これどうするほ?」となる。とにかく会話にたびたび「ほ」が登場するのだが、周囲もみなそうなので、当然、無意識に使っていた。 それが高校1年の夏、同じ山口県人に生まれて初めて「ほ」について指摘を受けた。部活の合宿で柳井市を訪れた時、現地の高校生が「『ほ』って何?」。衝撃だった。同じ県内でも山陽側では「ほ」を付けないことを初めて知った。 18歳から15年間は広島市で過ごし、すっかり広島弁になった。その後、夫の転勤で益田市に移った。越して3年たったころ「すっかり益田弁になったな〜」と思っていたら、初対面の人に「広島に住んでいたんですか?」と聞かれた。その方は以前、広島にいたそうで、私の言葉に広島弁の
鳥取県が、手話言語条例(仮称)の素案を発表した。県は施策の基本計画として2008年度に策定した将来ビジョンの中で「手話は言語として一つの文化を形成している」と定義しているが、条例として定めるのは全国で初めて。9月11日に開会する県議会9月定例会に提案する予定だ。 世界ではフィンランドが憲法で手話の言語権を保障し、ニュージーランドとハンガリーに同様の法律がある。また、国連は手話は言語だと明記した障害者権利条約を06年の第61回総会で採択した。 日本では、ろうあ団体の要請に基づいて11年7月、手話は言語だという文章を盛り込んだ改正障害者基本法を制定した。 衆参両院はその付帯決議で、「国と地方公共団体は意思疎通が困難な聴覚・視覚などの障害者が適切な言語(手話を含む)の習得を図るために必要な施策」を講じるように求めた。 鳥取県には、国に先駆けて手話を言語と認めた自負がある。13年4月、条例
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