ウチナーグチ(沖縄語)の継承・保存をテーマにした沖縄県人会主催の第8回沖縄フォーラムが5月17日午後、サンパウロ市の同本部で開催された。 「ただの方言ではなく一つの言語」「ウチナーグチの中に沖縄文化の精神が宿っている」など7人のスピーカーの話に約230人が聞き入った。 ブラジル日本都道府県人会連合会の本橋幹久会長は「故郷の文化や言葉を残そうというこの種のイベントを開催できるのは沖縄以外にない」との感想をしみじみ語った。 比嘉アナマリア実行委員長は開会挨拶で「ウチナープレスで高良ケイジ・エウトンのコラムにあった言葉『沖縄文化の無上の象徴であるウチナーグチを消滅させてはならない』と読んだ時、これをテーマにするしかないと即断した」と振りかえった。 最初に大城・保久原アパレシーダさんが、「子供の頃、何の潤いもない貧しい生活の中、父が粗末な三線を手作りして歌うのが唯一の安らぎの時間で、家族の会話は全