昨年は古い映画ばっかで新らしめのものをほとんど見ておりませんでした。 まあそんなわけで今年はもう少しリアルタイムのものを見ていこうか、と。 『バットマンビギンズ』★★★★ 2005年米、クリストファー・ノーラン監督。 といって、のっけからリアルタイムものではないですな。 ダークながらコミック的演出を強調させたティム・バートン版に愛着があったので、とことんリアルな演出にこだわったという本作。正直なところ見るのを躊躇していたのだけどこれはなかなかの当たり。ブルース・ウェインがクライムハンターの道を歩むに至った理由、そしてバットマンのコスプレや各種メカの出自が可能な限り現実に即した形で語られていく。ブレードランナー的な都市演出や終盤の悪夢的展開も良(ただ毒ガスネタがバートン版一作目と被るのが残念)。今年公開予定の同監督による『バットマン・ダークナイト』も期待大。 『スーパーマンリターンズ』★★