米国で、任天堂のPokemonGOというゲームが大変な人気になっていると報じられていた。そんなゲームのニュースを見るたびに、私は一つの話を思い出す。 子供の頃は新しいゲームに触れるたびにワクワクした。初めて「スーパーマリオブラザーズ」をプレイした時には、世の中にこんなに面白いことがあるのかと、寝ても覚めてもマリオの事を考えていたような記憶がある。 あれから約30年が経ち、ゲーム産業は巨大産業となった。任天堂を筆頭として、ソニー、マイクロソフトやGoogleなどの名だたる大企業すらもゲーム産業を作っている。 いや、大企業でなければ、ゲームが作れなくなってきていると考えても良いのかもしれない。ゲームはすでに、多くの人々の生活の一部であり、最も大きな影響力を持つ娯楽の一つなのだ。 さて、そんな状況にある現代だが、私はすこし前、あるゲーム製作者を訊ねたことがある。彼はあるメジャータイトルの作成にも