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ブックマーク / chnpk.hatenablog.com (13)

  • 楽天にありがちなこと - よそ行きの妄想

    さて、このエントリーを書いている今の日付は2012年の3月11日ということで、例の東日大震災からちょうど丸1年である。テレビをつけるとどの局も震災関連の特番に次ぐ特番で、改めて震災被害の甚大さを思わせる1日であった。私としても、1日でも早い被災地の復興を願わずにはいられない。 しかしながら、である。ブロゴスフィアのテレビ東京を目指す当ブログとしては、ここで世間の雰囲気に飲まれ、安易にセンチでポエムなエントリーを披露するわけにはいかない。いつも以上に下世話な愚考を開陳して、みなさまの苦笑を誘っていきたいと思っている次第。 ということで、今日は楽天について考えてみたい。 気になる楽天 あれは、こないだ電車に乗っていたときのことだった。ふと楽天の広告が目に止まったのだ。なんの広告だったかはまったく覚えていないが、楽天のロゴだったことだけは、はっきりと覚えている。 前から思っていたのだけど、楽天

    楽天にありがちなこと - よそ行きの妄想
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    k_static 2012/03/12
    なんつーか、もはやよそ行きではない。www
  • 大老害時代を生き抜くための天下三分のTIPS - よそ行きの妄想

    老害王に、俺はなるッ! ということで、御手洗冨士夫前キヤノン会長が、御年76歳にして同社社長に返り咲いた件である。 時事ドットコム そのとき私はたまたまtwitterを眺めていたが、 上記事案が公表された途端、 TLは瞬時に凍りつき、その後すぐに苦笑混じりの今更感で溢れかえった。 一時、いや待てと、きっとなにか特別な事情があるのだと、まだ慌てるような時間じゃないと、新しいスターの誕生だとはやし立てようとするtwittererを諌める動きも一部にあったが、日経新聞によれば、どうやら御手洗氏自身が「世代交代を急ぐよりベテランの力を結集」すべしと語り、社長復帰を志願したとある。何の事情もなかった。あの歳で何たる意欲か。 ここは嘘でも、急な辞任のため他に適任がおらずとか、一時的に会長が社長を兼ねるとか言って欲しかったが、会社側の見解は「難局はベテランの力でしか乗り切れない」という摩訶不思議なもので

    大老害時代を生き抜くための天下三分のTIPS - よそ行きの妄想
  • それってアービトラージなのかなっていう - よそ行きの妄想

    当は先週アップする予定だったものがすっかり遅くなってしまったけど、いつも小器用な文章と池田信夫先生仕込みのエクストリームな経済理論を操り、はてなのブックマーカーを爆釣りしている自称米系投資銀行勤務の天才クオンツトレーダー(そこまで言ってないか)の藤沢数希さんが、孫正義氏による自然エネルギー財団の設立について、いつにもまして気合の入った素敵なエントリーをあげておられるので、ぜひご注目いただきたい。 金融日記:孫正義の秘密のアービトラージ 曰く、「熱せられた石炭が熱放射によって煌々とオレンジ色に輝くように、孫正義の小さな体の中にある巨大なエネルギーは、隠し切れずに、その特徴的な前頭部からある種の赤外線を発していて、インターネット空間のツイッターを通して、僕の皮膚をも温めているかのようだった」そうで、確かにこのエントリー自体何か得たいの知れない熱気を帯びている気もする。まあそんな素敵な文章なの

    それってアービトラージなのかなっていう - よそ行きの妄想
  • 日本のベンチャー企業に見られる3つの類型 - よそ行きの妄想

    ということで、先日のエントリー「木村剛はなぜ暴走したのか」からの流れで、「ヤンキー的なもの」を求めてナンシー関を読んでみたわけである。 ナンシー関は、横浜銀蠅を論じる文脈において、「銀蠅的なものを求める人は、どんな世の中になろうとも必ず一定数いる」と述べ、次のように続けている。 銀蠅なきあと、世の中は無意識のうちに銀蠅の代わりを探していたようにも思える。これは私の個人的見解だが「X」や「BUCK-TICK」などの売れセンヘビメタや、工藤静香の方向性、THE虎舞竜のヒット、一部の素人女にみられる露出狂の域にまで達したボディコン(というよりコスプレ)文化などの根底に、いずれも「銀蠅の魂」が流れているように感じられてしようがないのだ。 現在、不良の傾向は「ツッパリ・ヤンキー」ではなく「チーム」みたいなことになってるみたいだけど、世の中が(意識下で)連帯するのはやはり「ツッパリ」なのだと思う。日

    日本のベンチャー企業に見られる3つの類型 - よそ行きの妄想
  • 資本を恐れ私欲に共感する社会 - よそ行きの妄想

    いわゆるライブドア事件の裁判で、ライブドアの元CEOである堀江貴文氏による上告が棄却されたようだ。堀江氏としては一応異議の申し立てを行う意向があるようだが、これはほとんど形式的なもので、司法の判断が覆る可能性はほとんどゼロであるから、事実上、懲役2年6月の実刑が確定したと言ってよいのだろうと思う。 ライブドア事件については既に語られ尽くしている感もあり、もしかすると当ブログ読者の皆様も傷気味なのかもしれないが、旬のネタということで私も少し思うところを書いてみたい。 ライブドア事件に関するお茶の間の認識 よくライブドア事件と山一證券や日興証券などの粉飾事件とを比較して、量刑の妥当性を問うたり、恣意的で情緒的な司法判断を憂う論調を見るが、私はこれは少し違うと思っている。想像するに、ライブドア事件に関するお茶の間の認識というのは、山一證券や日興証券などよりはむしろ、円天などに近いものではないだ

    資本を恐れ私欲に共感する社会 - よそ行きの妄想
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    k_static 2011/05/02
    確かに成長仮装型の粉飾より損失隠蔽型の粉飾のほうが罪は重い。あまり深く考えていなかったけどすごく違和感のある結論だ。
  • iPhoneはなぜ売れたのか - よそ行きの妄想

    先週iPhone3Gから機種変更して、auのスマートフォンを買った。購入したのは「htc EVO WiMAX ISW11HT」(以下単に「EVO」)で、日初のWiMAX搭載ケータイとして多少注目を浴びている例のアレだ。これによって、私の2年間に及ぶiPhone生活に終止符が打たれたこととなったので、果たしてiPhoneとは何だったのかなどということを少し考えてみたわけである。 WiMAXとテザリングという高機能 iPhoneとは何だったのか、他のスマートフォンとの比較でわかることもあるだろうから、まずは新しく購入したスマートフォンの説明を少しさせていただくが、EVOの目玉は間違いなくWiMAXとテザリングである。 EVOは、日で初めてのWiMAXを搭載した携帯電話である。WiMAXとはなにかについて、コチラのページから適当に引用すると「大容量のモバイルブロードバンド通信の方式のひとつ」

    iPhoneはなぜ売れたのか - よそ行きの妄想
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    k_static 2011/04/26
    まさにUXの議論だと思う。UXの価値を数値化することは難しい。
  • 会社は何故非公開化するのか - よそ行きの妄想

    震災の影響ですっかり鳴りを潜めてしまったものの、今年は年初よりTSUTAYAの運営会社であるカルチュア・コンビニエンスクラブや、アート引越センターのアートコーポレーション、ワインのエノテカ、システム開発のワークスアプリケーションなど、それなりの有名どころがMBOで非公開化する事案が相次ぐ、M&A業界にとっての当たり年だった。 MBOによる非公開化自体はかなり一般化してきた感もあり、多くの人は新聞やテレビなどでこの言葉を見たり聞いたりしたことがあると思うが、一方でその内実は市井の人々にとっては比較的難解で理解がしづらい面もあるやに思い、今日は少し解説を試みることとした。 タイトルの「会社は何故非公開化するのか」は、よくこうした問いが立てられるので採用したが、結論から言えば買収の対象となる会社側に非公開化する積極的な理由があることは極めて稀で、どちらかというと買収する側の都合でそうならざるを得

    会社は何故非公開化するのか - よそ行きの妄想
  • 上場を維持するコストと上場を廃止するコスト - よそ行きの妄想

    先日「会社は何故非公開化するのか」というエントリーで「買収の対象となる会社側に非公開化する積極的な理由があることは極めて稀で、どちらかというと買収する側の都合でそうならざるを得ないことの方が圧倒的に多い」という旨を書いたところ、上場維持に係るコストはそれなりに大きく、それを削減する狙いは少なからずあるだろうという指摘*1を複数いただいたので、今日はその話。 結論から言うと、上場するのも上場廃止するのも結構な負担であって、そもそもなんで上場なんてしてしまったのという話ではある。 上場を維持するコスト さて、株式の上場を維持するためには確かに大きなコストがかかる。取引所からは適時開示を求められ、四半期ごとに決算を絞めて45日以内に開示しなくてはならなかったり、株価形成に影響がありそうな事実が発覚した場合などは即時公表しなくてはならなかったりと何かと忙しいことこの上ない。さらに、金融庁による開示

  • ボディビルダー風セールスマンの倫理観とリスクについて - よそ行きの妄想

    「金融大狂乱 リーマン・ブラザーズはなぜ暴走したのか」は、かのリーマンブラザーズの元従業員が破綻の内情を綴ったいわゆるノンフィクションものだが、自分達は実に有能な働きをしたし、サブプライムモーゲージなんかも危ないと思ったから必死で止めたんだけど、上司のファルド*1がバカでさあ、という居酒屋でくだをまくサラリーマンのような論が展開され、そこにはまるでドリフの定番コントをみているかのような安定感さえあり、読んでいると話の規模こそ大きいものの何となく落ち着いた気分になれる稀有な一冊である。 同著のハイライトは、基的には著者のファルドに対する恨み節だが、米国サブプライムローンの貸し出し現場に関する記述もなかなかエキサイティングなので、今日はその紹介。 サブプライムローンの実態 まずは、米住宅バブル全盛期において販売されていた住宅ローンの特性に関する記述を引用する。 全米有数の農業地帯であるストッ

    ボディビルダー風セールスマンの倫理観とリスクについて - よそ行きの妄想
  • 素人相手にいくら積極的に情報開示しても時間の無駄 - よそ行きの妄想

    先週の東日大震災の影響で、福島の原子力発電所においては、緊急停止後の非常用電源系統の誤作動からはじまり、建屋の爆発や火災などが相次ぎ、炉心の溶融や核廃棄物の再臨界などが懸念されるなど、危機的な状況が続いている。震災から約1週間がたった19日未明、懸案の発電施設が外部からの電源を確保したとのことで、適宜原子炉の冷却が遂行される予定ではあるものの、まだ予断を許さない状況である。 一般市民に必要なものは当に情報なのか こうした状況を受け、巷では放射能漏えいの可能性や人体への影響について、考えうる限りのデマや憶測が飛び交っているが、いずれも真偽の区別は困難で、多くの人がパニック状態に陥っている。 人々がパニックに陥るのは情報がないからだということで、一部では東京電力や政府の情報開示姿勢を批判し、より正確な情報をより積極的に開示すべしと主張する向きがあるが、私はこれは違うのではないかなと思ってい

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  • PVジャンキーの末路 - よそ行きの妄想

    先週末に東北地方と関東地方を襲った大地震は邦観測史上最大級の規模とのことで、その凄まじい被害にはただただ息をのむばかりであり、このブログも更新を自粛しようかなどと少し考えたりもしたものの、別に私がブログの更新を控えたところで誰が助かるわけでもなく、おかしな自己満足に浸って自粛のスパイラルに嵌るよりも、いつも通りお気楽な妄想を垂れ流して世間様に苦笑されることこそが当ブログの使命かなどと思い、いつも通り更新することにした。 被災地の皆様には心よりお見舞い申し上げます。 さて、今回の大地震ような危機が発現し、国民がパニック状態に陥り、正確な情報が不足すると、「政府は真実を隠している!」などからはじまる壮大な演説をぶち、大衆を扇動しようとする輩が必ず出てくるが、これは人の意図とは異なり無駄に大衆を混乱させるケースもある非常にリスキーな行為で、動機如何によっては下種であると断ぜざるを得ない。 池

    PVジャンキーの末路 - よそ行きの妄想
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    k_static 2011/03/14
    おっしゃるとおり。よく訓練されたはてなーは池田先生をリムしているケースも多い。
  • 自己責任とかじゃねえし - よそ行きの妄想

    ほんとにやめてほしいよこういうのは。 自宅リビングのテーブルには、大量の介護付き老人ホームのパンフレットが並べられている。かつて、今年78歳になる親のために集めたものだ。 「母が証券会社のいいなりにならなければ、安心して老後を過ごせる環境が手に入るはずでした……」 苦々しい表情でこう語るのは、都内に住む長塚孝夫さん。彼の母親が大手証券会社を通じて投資信託を購入したのは2年前の夏だったという。購入総額はなんと約6200万円だ。営業マンのいいなりに国内株や中国など新興国に投資するファンドを中心に回転売買が行われ、解約したときには2400万円にまで縮小していた。 ブックマークページを見ると「残念だが自己責任」というわかった風な意見も多いが、自己責任とかそういう問題じゃないだろ。 確かにこうなってしまっては出てしまった損失は人が負うしかないだろう。ただ、そもそもの問題としてこの営業マンの所業は一

    自己責任とかじゃねえし - よそ行きの妄想
  • インターネットによって仲介業者が滅ぶという幻想 - よそ行きの妄想

    情報通信技術の発達、とりわけインターネットの普及によっていわゆる仲介業者が不要となり、それにより消費者と生産者の便益が劇的に向上するとする議論が、世の中には意外と多い(印象)。 直接金融市場における調達コスト こうしたストーリーの大部分が印象と先入観に基づくものに過ぎないというのは、金融市場を見ればわかる。 例えば地方の中小企業が設備投資資金を調達しようとした場合、普通、債券を発行して個人投資家に直接販売するようなマネはせず、間接金融業者たる銀行から借り入れを行う。理由は、直接販売すると非常にコストがかかるからだ。 企業が債券を発行して投資家に販売することで市場から直接資金を調達する場合、当然のことながら、企業は投資家に対して債券の安全性と利回りのバランスについてさまざまな角度から入念な説明を行わなければならない。これはいわゆる金融商品取引法の問題以前に、ものを売るときの大原則として。 自

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