筆算に入る前に押さえて起きたいレディネス2点 2年生の学習内容で、子供たちが最も苦労するのは何かと言えば、「筆算」の中の「繰り下がりのあるひき算」だと思います。この学習の確かな定着を図るために、課題となるポイントと、それに対応するレディネスとして事前に押さえておきたいことが2点あると私は考えています。 まず1点目は、繰り下がりのあるひき算をするとき、算数が苦手な子は、ひく数にたしている場合があるということです。例えば13-8を計算するときに、8から9、10、11、12、13と数えながらたしていって、つまり8から13になるまで、いくつたしていったらよいかを数えて、5と答えを出す子がいます。計算の答えが正しく出せている子のなかにも、実はこんな計算をしている子供がけっこういたりするのです。このままでは、筆算の計算ではとても苦労してしまうので、事前にこうした計算をしている子を見付けて、スムーズに計