2週続いた週末の大雪に、東日本がまたも混乱した。陸と空の交通網は乱れ、高速道路や列車内では立ち往生を余儀なくされる人が続出。死亡事故も重なった。 高速道路は東名、中央、東北など各路線で通行止めが相次ぎ、本線やサービスエリア(SA)で多くの車が立ち往生した。 中央道下り線の大月インターチェンジ(IC)付近では、14日夜に出口周辺の国道20号が通行止めとなった影響から約400台が本線上で身動きできなくなった。中日本高速は近くの談合坂SA(山梨県上野原市)へ車を誘導したが、多くの人がSAでさらに一晩を過ごすことになりそうだという。 神奈川県から山梨県に向かう会社員男性(33)は、14日午後9時過ぎから足止めを食い、15日午後6時半ごろSAにたどり着いた。周囲では分厚い雪に覆われて形が分からなくなった車もあり、「マフラーに雪が詰まったらどうしようかと、不安だった」。簡易トイレや食料を配布しに来た中