何となくそんな気がしていましたが、最近確信するに至りました。 理由を端的にいうと、ガバメントクラウド利用基準等においては、共同利用方式のメリットの部分のみ記載して、デメリットの部分が記載されていないからです。言い換えれば、単独利用方式では発生しない隠れたコストがあるため、単独利用方式と比較して安くなることはないということです。 今回はその理由について説明していきます。また前提条件として、特に記載がない限りCSPはAWSを想定します。 1.顧客である自治体にアーキテクチャを承認してもらうための調整コストが発生する 「ガバクラの単独利用方式と共同利用方式って結局どうなの?」でも書きましたが、ガバメントクラウドの共同利用方式は、市町村としてのガバナンスを放棄し、ベンダに全権を委任する方式です。 痒い所に手が届く運用を望めない代わりに、自治体職員のマンパワーとコスト面で有利になる、そう言う説明をし
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