NECは9月22日、ソフトバンクモバイルからIMS(IP Multimedia Subsystem)方式のフェムトセルシステムを受注したと発表した。ソフトバンクモバイルは、6月28日に総務省からフェムトセルを使った通信システムの実験免許を取得しており、トライアルを経て2009年1月からフェムトセルサービスの本格展開を開始する予定としている。 フェムトセルは、半径数十メートルほどのエリアを対象とした小型基地局。従来の基地局と比べて小型化できることから設置場所の制約が少なくなり、電波が届きにくいビル内や地下街、住居内のエリア整備が可能になる。 NECが今回、ソフトバンクモバイルに納入したフェムトセルシステムは、(1)既存の携帯電話網に負荷をかけず、携帯電話網全体の負荷分散が可能なことから、普及に伴うトラフィックの増加による輻輳などを避けられる(2)基幹ネットワークのIP化に対応し、ブロードバン