室蘭市が、昨年3月末に販売を終えた市指定の旧ごみ袋約167万枚を余剰在庫として保管していることが14日、分かった。値上げ前の買いだめ需要を見込んで大量発注したが、大幅に売れ残った。購入費は1千万円を超える。新ごみ袋の欠品に伴う代替のほかに利用法はなく、廃棄される可能性もある。 【動画】室蘭の住宅街 走るクマ 防犯カメラに姿(5月) 市は昨年4月、指定ごみ袋の値段を1リットル当たり2円から3円に値上げし、袋のデザインを変えた。安い旧ごみ袋の購入が急増すると考えて4カ月分、余分に発注したが、売れ残ったという。 市が新ごみ袋の発注作業を怠り、容量30リットルと20リットルの2種類が最大2カ月間、在庫不足に陥ることが判明。保管していた旧ごみ袋で代替することになり、余剰が大量に保管されていることが明らかになった。 ただ、今回の代替措置で必要な枚数は約30万枚。残る旧ごみ袋の利用法は決まっていない。市