【読売新聞】京アニ事件伝える碑が完成、京都・宇治の公園に設置 36人が犠牲になった京都アニメーション放火殺人事件から今月18日で5年となるのを前に、事件を伝える「志を繋(つな)ぐ碑」が14日、京都府宇治市の公園に設置され、遺族や京ア
神奈川県の沿岸で、南方系の魚が相次いで見つかっている。 横須賀や平塚の沖では東南アジアを生息域とする「カタボシイワシ」が定置網にかかるようになり、横浜の海岸では沖縄などで生息する「ウミショウブハゼ」が見つかった。専門家は海水温の上昇が主な要因とみており、地球温暖化との関連を指摘する声が多い。 ◆カタボシイワシ 昨年11月、県水産技術センター(三浦市)の舩木(ふなき)修主任研究員が、横須賀市佐島(さじま)沖の定置網にかかった魚から調査用のカタクチイワシを購入したところ、体長5~6センチの魚が8匹入っていた。 「ヒラゴ」と呼ばれるマイワシの幼魚に似ていたが、マイワシの産卵期は2~4月で、11月には体長10センチほどに成長しているはず。詳しく調べたところ、ひれの形などから、8匹は南シナ海や台湾近海が主な生息域であるカタボシイワシの幼魚とわかった。 魚の成長過程がわかる「耳石」と呼ばれる骨を調べる
JR九州は7日、豪華観光寝台列車「ななつ星in九州」を含む試運転中の2列車が、9月14~30日にかけて、線路脇の電柱などに接触したと発表した。 電柱の設置場所が社内基準に違反し、28~31センチ線路寄りとなっていたことが原因。一部区間で緊急点検を実施したところ、計75か所で違反が見つかった。電柱は旧国鉄時代に設置したもので、接触事故が起こるまで点検を行っていなかったという。 JR九州は7日、九州運輸局に違反内容を報告し、文書による指導を受けた。国土交通省令に基づく社内基準では、線路脇に建造物を設置できない範囲(建築限界)を、原則として線路中央から190センチ以内としており、現在、問題のあった電柱の改修工事を進めている。
世界最大のCMOSセンサーカメラを付けた東大木曽観測所(長野県木曽町)の望遠鏡で昨年12月に撮影された、ふたご座流星群の微光流星(画面中央下の斜めの線)と北極星(上端の大きく輝く星)(渡部潤一・国立天文台副台長提供) 東京大学木曽観測所(長野県木曽町)で、世界最大の超高感度CMOS(シーモス)(相補型金属酸化膜半導体)センサーを搭載したカメラを使って世界で初めて動画撮影に成功した、ふたご座流星群の「微光流星」の画像が、ポーランド・ポズナンで26日始まった流星や隕石(いんせき)研究の国際会議「メテオロイズ(Meteoroids)2013」で初公開された。 公開したのは、国立天文台の渡部潤一副台長(52)を代表とする研究グループ。国内最大の広視野を持つ木曽観測所の「シュミット望遠鏡」(口径105センチ、総重量69トン)に、約20センチ角のCMOSセンサーを搭載したカメラを付けて昨年12月に撮影
名古屋市西区の高校教諭、山盛洋介さん(33)が18日、三岐鉄道三岐線の近鉄富田(四日市市)から西藤原駅(いなべ市)まで乗車し、普通列車による国内の旅客鉄道全線の完全乗車を達成した。中学1年から始めた鉄道の旅は、21年間で590路線、計2万7453キロに及んだ。 21年かけ590路線 山盛さんは午後0時52分、友人や家族ら約20人が待つ西藤原駅に降り立った。長男の旅歩(たびほ)ちゃん(5)から花束を受け取り、「人との出会いがある鉄道の旅は本当に楽しい。旅と鉄道がなかったら今の自分はいない」と振り返った。 幼い頃から鉄道に興味を持ち、物心ついた頃には時刻表をめくっていた。一人で九州旅行をした中学1年の春、同じ国でも言葉や風景が全く違うことにカルチャーショックを受け、国内全線を巡ろうと決意した。 秋田県から青森県の日本海沿いを走るJR五能線に乗車した時は、「日本海の荒波に比べれば、自分の人生の波
国際宇宙ステーションに取り付けられた無人補給船「こうのとり」4号機(中央の円筒形の設備、JAXA/NASA提供) 宇宙航空研究開発機構(JAXA(ジャクサ))は10日未明、無人補給船「こうのとり」4号機の国際宇宙ステーション(ISS)へのドッキングが完了したと発表した。 こうのとりは9日夜、高度約400キロ・メートルの軌道を回るISSに到着。ISS乗組員がロボットアームでつかんで引き寄せた後、ボルトで固定し、電源をつないで、10日午前3時38分にドッキング作業を終えた。同日夜、結合部のハッチを開き、積み荷を順次ISSに運び入れる予定だ。 JAXAの田中哲夫・宇宙船技術センター長は結合後の記者会見で、「今回も定時発射、定時到着を達成できた。日本の技術の確実性、信頼性がより評価されるのではないか」と強調した。乗組員へのプレゼントに、今回運んだ研究用の保冷ボックスの中に、日本産のリンゴとキウイを
韓国で日本のビールが健闘している。居酒屋の増加に伴い日本酒も広まっており、日本メーカーも韓国での販売に力を入れている。 ソウルのカニ料理専門店「プロカンジャンケジャン」ではサントリー酒類の高級ビール「ザ・プレミアム・モルツ」が人気だ。中ジョッキが9000ウォン(約810円)と韓国ビールの大瓶の約2倍と高めだが、「暑い夏には日本のビールがよく売れる」(同店の金壮河次長)。「OB」「ハイト」など韓国産ビールは日本の「第3のビール」に近いとされる。韓国の酒税法が定める麦芽の量はビール原料の10%以上で、3分の2(約67%)以上とする日本のビールを好む消費者も多い。 韓国関税庁によると、今年1~6月のビール輸入額は前年同期より21%多い3951万ドル(約39億円)で、国別では日本が33・5%を占め、オランダ、ドイツが続く。韓国市場で輸入ビールのシェア(占有率)は3~5%程度だが、好みの多様化で輸入
「生きた化石」として知られる魚シーラカンスに、手足を作るのに必要な遺伝子の一部があったと、東京工業大学などの研究チームが発表した。 太古の魚類が、海から陸に上がるためにどのように進化したのかを解明する手がかりとなる発見という。22日付の科学誌ゲノムリサーチ電子版に発表する。 研究チームはアフリカ東部のインド洋やインドネシア沖のシーラカンスの計5匹について、全ての遺伝情報を解読した。その結果、シーラカンスには、手足の発生にかかわる遺伝子が複数あることがわかった。水中生活ではいらないはずの、空気中の匂いを感じるための遺伝子なども見つかった。 研究を主導した同大の岡田典弘名誉教授は「こうした遺伝子は、海中で体を岩場に固定するためにひれの骨格が発達するなど、もともとは別の目的で使われていたと思われる。こういった遺伝子が、魚類から陸上生物に進化していく過程で役に立ったのではないか」と話している。
約4300万人が利用するICカード乗車券「Suica(スイカ)」の乗降履歴が、今月からJR東日本によって市場調査用データとして販売され始めた。 JR東は「名前などは匿名化している」として、利用者に販売の事実を説明していなかった。国土交通省は個人情報保護法に抵触する可能性がないかJR東から事情を聞く一方、「事前に利用者に説明すべきだった」と注意した。企業の熱い視線がビッグデータに注がれる一方、プライバシー保護については明確なルールがない状態だ。 提供データは、私鉄を含む首都圏約1800駅の利用者の性別、年齢、乗降日時。定期券として使う客の場合も氏名や住所は除き、IDで個々のデータを識別する。日立製作所が購入し、駅ごとの集客力や客層を分析の上で販売。情報料は最低で年500万円になるが、「企業のマーケティング戦略に役立ち、需要は大きい」と説明する。
「ケルベロス」(P4)、「ステュクス」(P5)と名付けられた冥王星の衛星。ほかに「ニクス」、「ヒドラ」、「カロン」の3衛星がある(NASA、SETI研究所など提供) 【ワシントン=中島達雄】2011年と12年にハッブル宇宙望遠鏡が発見した、冥王星の衛星の名称を募集していた米民間団体「SETI研究所」は2日、それぞれ「ケルベロス」「ステュクス」に決まったと発表した。 国際天文学連合(IAU)に承認された。 ケルベロスは三つの頭を持つ冥界の番犬、ステュクスは現世と冥界を隔てる川で、いずれもギリシャ神話に登場する。冥王星はほかに三つの衛星がある。 同研究所がインターネットで名称を募集したところ、1位は「バルカン」だった。米SFドラマ「スター・トレック」に登場するミスター・スポックが生まれた星の名前だが、IAUは過去に別の惑星候補がバルカンと呼ばれていた経緯などを考慮し、この名称を見送り、2位のケ
産卵を終えたウミガメの交雑種。アカウミガメとタイマイ双方の特徴を備えている(26日夜、鹿児島県龍郷町で)=NPO法人「日本ウミガメ協議会」提供 NPO法人「日本ウミガメ協議会」(大阪府)と奄美海洋生物研究会は、鹿児島県・奄美大島の海岸で、ウミガメの交雑種の産卵を確認したと発表した。 国内初で、世界でもブラジルに次いで2地域目という。 同協議会の石原孝主任研究員によると、奄美大島北部の龍郷(たつごう)町の海岸で26日夜、産卵中のウミガメ(甲羅の長さ82・4センチ、幅65・2センチ)が見つかった。一見、同島で産卵する絶滅危惧種・アカウミガメのようだが、甲羅が瓦状に重なり、縁がとがっているなど、同じく絶滅危惧種で、より南の地域で産卵するタイマイの特徴も備えていた。 石原研究員らはDNA解析のため、このウミガメから皮膚の一部を採取。同研究会が県の許可を得て卵20個を持ち帰り、人工孵化(ふか)させて
36年前に打ち上げられた米探査機「ボイジャー1号」が数か月から数年後に、太陽から吹き出す太陽風が届く範囲(太陽圏)を脱出する見通しになった。 米航空宇宙局(NASA)が発表した。 太陽圏を出れば、恒星間の空間に到達する初めての人工物になる。ボイジャー1号は知的生命体との遭遇に備え、地球の音楽や言語を録音したレコードを搭載し、現在、太陽から180億キロ・メートル以上離れた宇宙を飛行している。 NASAは「ボイジャー1号は人類が最も遠くまで送り込んだ偵察隊。太陽風は劇的に減少しており、恒星間の空間が視野に入りつつある」としている。
東京電力は24日、福島第一原子力発電所に隣接する港湾内の海水から、原発事故直後の2011年6月の観測開始以来、最も高い濃度の放射性物質のトリチウムが検出されたと発表した。 検出場所は、19日に高濃度のトリチウムや放射性ストロンチウムの検出が明らかになった2号機タービン建屋東側(海側)の井戸の北約150メートルの地点。東電は「注意すべき値」としながら、トリチウム以外の放射性物質の濃度に変化がないため、「井戸から海水に漏れたとは言い切れない」としている。 今回、最高値が検出された地点では、今年4月以降、4回の測定で濃度が上昇傾向を示しており、21日の調査で、トリチウムが1リットルあたり1100ベクレル(法定許容限度は6万ベクレル)検出された。これまでの最高値は11年10月の920ベクレルだった。周辺海域への放射性物質の拡散を防ぐための水中カーテンの内側にあるため、東電は外部への流出はないとみて
海上自衛隊が3月に配備を始めた最新鋭哨戒機「P1」に深刻な不具合が見つかり、海自が安全性に問題があるとして飛行を停止したことが関係者への取材でわかった。 高い潜水艦探知能力を持つP1は、防衛省が日本近海での警戒監視の「柱」と位置付ける哨戒機。今月末の追加配備は延期される見通しで、今後の警戒監視の体制にも影響する可能性が出てきた。 P1は、老朽化が進むP3C哨戒機の後継機として開発された純国産哨戒機。川崎重工業などが製造し、試作機のほか、量産機2機が3月、海自厚木航空基地(神奈川県)に配備された。現在は運用試験中で、同省は今年度中に7機を配備し、最終的に約70機の調達を計画する。 関係者によると、同社が5月13日、太平洋上で6月末に追加配備予定の機体の飛行試験を実施中、1機のジェットエンジンの燃焼が急に不安定になって停止。推力が低下したが、乗員が手動で再起動させ、着陸させたという。
茨城県東海村の加速器実験施設「J―PARC」内で起きた放射性物質の漏えい事故で、施設を共同運営する日本原子力研究開発機構と高エネルギー加速器研究機構は18日、事故後、2回目に動かした換気扇は約65時間半にわたり回し続けていたとする追加報告書を原子力規制庁に提出した。 機構側は、「線量が下がっていたので問題ないと思った」と釈明した。 追加報告書によると、事故のあった5月23日は、事故直後の1回目に続いて、午後5時半から再び換気扇を動かし、26日午前11時頃まで回し続けた。その間、24日午後6時頃には、事故直後に換気扇を回したことが外部に放射性物質が漏れた原因だとわかったが、止めることはなかった。 両機構はこれまで、施設内の放射線量を下げるため事故直後に約15分間、換気扇を動かし、その後、再び換気扇を作動させたことは明らかにしていたが、いつまで回していたのかは説明していなかった。
【サンディエゴ(米カリフォルニア州)=水野哲也】自衛隊と米軍が米カリフォルニア州サンディエゴ沖で実施している共同訓練で、日米両部隊は17日、沖合のサンクレメンテ島に上陸し、離島奪還訓練を始めた。 陸海空の3自衛隊が参加し、海外で本格的な上陸訓練を行うのは初めて。 島を敵部隊から奪還するという想定で、同日正午、米海兵隊員約60人を乗せた新型輸送機MV22オスプレイ3機が島北部の滑走路近くの草地に着陸。部隊が約1時間にわたる交戦で滑走路を確保した後、陸上自衛隊員約60人が輸送ヘリ2機で降り立った。顔を迷彩色に塗った陸自隊員らは海兵隊と合流。滑走路の確保を引き継いだ。 沖合では、海上自衛隊のホーバークラフト型エアクッション艇「LCAC」2隻が輸送艦から発進。浜辺に上陸し、補給物資を積んだ車両十数両が、先行部隊との合流地点へ向かった。この後、陸自部隊は数日かけて南進。海上のイージス艦や攻撃ヘリから
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