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ブックマーク / www.cnn.co.jp (10)

  • 独美術館の従業員、自作を展示して解雇に

    ピナコテーク・デア・モデルネ美術館=2021年5月、ドイツ・ミュンヘン/Hannes Magerstaedt/Getty Images (CNN) 自分の作品を有名な美術館に飾るという夢をほんの一瞬実現したドイツ人の男がいた。 しかし、この野心ある芸術家の離れ業はかえって雇い主と、さらには警察との大問題を引き起こし、チャンスへの期待はわずか数時間で消え失せた。 独タブロイド紙「南ドイツ新聞」や独ミュンヘン警察によると、51歳の展示技術者で自称「フリーランス芸術家」は2月26日、ミュンヘンにあるピナコテーク・デア・モデルネ美術館に自分の絵画をこっそり持ち込み、展示室の壁に飾った。同美術館の展示物に新たに加わったこの作品を発見した警備員は、すぐにその絵画を撤去し、男は解雇された。 男は美術館に勤務していたため通常の開館時間外でも敷地内を出入りでき、自分の絵画を展示していることに気付く者はいなか

    独美術館の従業員、自作を展示して解雇に
  • 略奪された美術品をマサチューセッツ州の屋根裏で発見、米FBIが日本に返還

    (CNN) 米マサチューセッツ州で第2次世界大戦に従軍した男性の遺品の中から日の美術品が発見され、米連邦捜査局(FBI)が沖縄に返還した。 FBIによると、美術品は退役軍人だった父親の遺品を整理していた遺族が屋根裏で発見し、「極めて貴重なアジアの美術品」と判断してFBIに連絡した。FBIによると、この男性が太平洋戦争に従軍したことはなかった。 「巻物や陶器、古代の地図があった。古くて貴重なものに見えた」。FBIボストン支部の美術品犯罪調整官で、FBI美術品犯罪捜査班のジェフリー・J・ケリー特別捜査官はそうコメントしている。 「そこでちょっとした調査を行い、巻物は20年ほど前、FBIの国家盗難美術品ファイルに登録されていたものと断定した」 発見された美術品は、18~19世紀に描かれた6巻の巻物や、19世紀に手書きで制作された美しい沖縄の地図、皿や鉢、急須などの陶器や陶磁器など。 首都ワシン

    略奪された美術品をマサチューセッツ州の屋根裏で発見、米FBIが日本に返還
  • 台所で発見のチマブーエ作品、仏ルーブルに所蔵へ 29億円で落札

    (CNN) フランス・パリのルーブル美術館はこのほど、4年前の家財処分中に見つかった「国宝」をコレクションに加えると発表した。 フィレンツェの画家チマブーエの手になる「嘲笑されるキリスト」は2019年、仏コンピエーニュにある高齢女性の自宅で見つかった。女性はこの希少な作品をギリシャの宗教的イコンだと思い込み、台所に保管していた。 絵の発見後に鑑定を依頼されたキャビネ・テュルカンの美術専門家、ジェローム・モンクーキル氏によると、所有者はこの縦25.4センチ、横20.3センチの絵の来歴を知らず、チマブーエの作品だとは思いもよらなかったという。 1280年に描かれた絵は2019年10月、競売に掛けられ、事前推定額の4倍以上となる約2420万ユーロ(当時のレートで約29億円)で落札された。 しかし、フランス政府がこのタイミングで介入し、絵の輸出を阻止するため「国宝」の地位を付与した。 この措置によ

    台所で発見のチマブーエ作品、仏ルーブルに所蔵へ 29億円で落札
  • 清原雪信 海外から脚光を浴びる江戸時代の女流画家

    ミネアポリス美術館が所蔵する清原雪信の「天女飛翔図」/The Picture Art Collection/Alamy Stock Photo (CNN) 17世紀後半、女流画家、清原雪信(きよはらゆきのぶ)は、絹の上に描いた印象的な女性たちの肖像や、美しい動植物の趣のある水墨画で、それまで日の女性たちがほとんど歩んだことのなかった日画の道に進んだ。 雪信は、日で最も権威ある画派である狩野派(かのうは)の優れた絵師となった。その後100年にわたり文学や演劇でその名が取り上げられるなど、39歳という若さでこの世を去ったとされる人物としては、長きにわたりさまざまな分野に影響を与える遺産を残した。 しかし今日、雪信は誰もが知る有名人とは言い難い。現代の美術史家や美術館などが、雪信をはじめ、過去数世紀に活躍した日の女流画家たちに光を当ててこなかったため、雪信の名声は色あせてしまったのだ。

    清原雪信 海外から脚光を浴びる江戸時代の女流画家
  • 大英博物館の収蔵品2000点が紛失、一部はすでに回収済み 理事長

    大英博物館で約2000点の収蔵品が紛失していたことがわかった/Yui Mok/PA Images/Getty Images (CNN) 英ロンドンにある大英博物館のジョージ・オズボーン理事長は、同博物館から持ち出された収蔵品がオンラインで販売されていた件について、物品の一部は回収が始まっていると明らかにした。 オズボーン氏は、収蔵品とされる物品がオンライン販売されているとの警告に博物館側が適切に対処しなかったことが判明したことを受け、発言を行った。 盗難の規模はこれまで不明だった。大英博物館は以前、紛失品の大半はあるコレクションの「倉庫に保管されていた小品」であると発表していた。これらの中には、紀元前15世紀から紀元後19世紀までに作られた金の宝飾品、半貴石の宝石、ガラスなどが含まれている。どれも最近公開されたものではなかった。 元財務相のオズボーン氏は8月26日のBBCラジオ4の番組「ト

    大英博物館の収蔵品2000点が紛失、一部はすでに回収済み 理事長
  • フランク・ロイド・ライト設計の犬小屋、12歳少年が依頼

    著名な米国人建築家フランク・ロイド・ライトは、ペンシルベニア州の落水荘(らくすいそう)やニューヨークのグッゲンハイム美術館など、数々の象徴的な建物を設計したが、12歳の少年から手紙で依頼を受けて犬小屋を設計したこともある。 この少年、ジム・バーガー氏は、カリフォルニア州マリン郡サン・アンセルモで育った。マリン郡によると、バーガー氏の自宅は、バーガー氏の両親の依頼でライトが設計したという。そして1956年、当時12歳だったバーガー氏は、ライトに手紙を送り、当時飼っていたラブラドールレトリバーの「エディ」のための犬小屋の設計を依頼した。 バーガー氏はライトへの手紙に「簡単に建てられて、僕らの自宅に合う犬小屋を設計していただけたら幸いです」と書き、さらに「この犬小屋が欲しい理由は、主に冬に使いたいからです」と付け加えた。 バーガー氏は、エディの年齢について「実年齢は4歳で、人間の年齢に換算すると

    フランク・ロイド・ライト設計の犬小屋、12歳少年が依頼
  • ジェファーソン像を議事堂から撤去へ、奴隷主だった過去受け 米NY市

    (CNN) 米ニューヨーク市公共デザイン委員会は18日、市議会議事堂から「建国の父」のひとりであるトマス・ジェファーソンの像を撤去する決定を下した。移設を求める20年来の取り組みが成功裏に終わることになった。 同市が収蔵するパブリックアート作品を管轄する公共デザイン委員会は同日、「黒人・ラテン系・アジア系市議会議員団」の要請を受けて採決を行い、賛成8票、反対0票でジェファーソン像が移設されることになった。 市議会のイネス・バロン議員は同日、公共デザイン委員会に対し、ニューヨーク歴史協会が運営する博物館にこの像を移設するという提案は、市議会議員による20年来の努力が実を結ぶものだと語った。 ジェファーソン像の歴史は、ダビッド・ダンジェによって制作された1833年にまでさかのぼり、1915年からは市議会議事堂の一角に設置されていた。 バロン議員は、米国建国の父であり、かつ奴隷の所有主だったジェ

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    kachifu
    kachifu 2021/10/20
  • CNN.co.jp:無名画家の油絵、実はゴッホの作品だった エックス線検査で判明

    (CNN) これまで無名画家の作品と思われてきた油絵が、エックス線検査の結果、オランダの天才画家ファン・ゴッホ(1853―1890)の作品だったことが判明した。花を描いた静物画の下から見つかった別の作品が決め手になった。 花の静物画はオランダ東部オッテルロにある美術館に1974年から展示されていたが、署名の位置や構図などからゴッホの作品ではないと判断され、2003年、正式にゴッホの作品一覧から抹消された。 しかしエックス線を使って調べたところ、花の絵の下に、2人のレスラーが戦う様子を描いた別の作品があることが判明。ゴッホがレスラーを描いていたことは以前から知られており、カンバスを再利用して1つの作品を塗りつぶしながら別の作品を仕上げている手法などを見ても、ゴッホの作品に間違いないと判断された。 首都アムステルダムにあるファン・ゴッホ美術館の研究員によれば、エックス線による調査は過去にも行わ

  • CNN.co.jp:スミソニアン美術館でゲーム展、作品選ぶ投票受付中

    (CNN) 往年の人気ゲーム「ドンキーコング」や「ヘビーレイン」はアートなのか――。米首都ワシントンのスミソニアン米国美術館が、ゲームの芸術性の進化を振り返る特別展「アート・オブ・ビデオゲーム」を企画している。展示するゲームは一般からの投票で選ぶ意向で、ウェブサイトで投票受け付けを開始した。 特別展はゲームの芸術表現をめぐる40年の歴史を振り返る内容。ウェブサイトを通じて240の候補の中からユーザーの投票で80を選ぶ。ゲームは時代とジャンルによって分類され、例えば「プレイステーション2」のコーナーでは「ゴッド・オブ・ウォー」「ワンダと巨像」などのゲームが並ぶ。さらに時代をさかのぼると、「ファイナルファンタジー」「ゼルダの伝説」などの選択肢がある。 ただし、投票に当たっては、単に自分の好きなタイトルというだけで選ばないでほしいと同美術館は釘を刺し、「これは芸術展だということをお忘れなく。

  • CNN.co.jp:ルーブル美術館にマクドナルド出店へ 反発や批判招く

    (CNN) フランス進出から30年を迎えた米系ファストフード店マクドナルドが、パリ市内のルーブル美術館の正面入口地下に位置するショッピングモール「Carrousel du Louvre」に出店する。 海外メディアが高い関心を示すなか、フランス国内のメディアは、「モナ・リザ」などの著名美術品を多数所蔵し、世界的権威を誇る同美術館とファストフード店の組み合わせに反発。ウェブサイト「Louvre pour tous」(みんなのルーブル)は、マクドナルド出店を「悪趣味」だと批判し、同美術館の上層部が出店を差し止めなかった結果、「フライの匂いがモナ・リザの鼻先まで漂ってくるだろう」と述べた。 国内の美術館愛好者団体の関係者は、美術館が飲店などを設けることは極めて普通だとしたうえで「美術館幹部は来場者の質より人数を重視しているようだ」と述べ、開設する店を選択し、美術館を遊園地化するべきではないとの考

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