気狂いウサギ
web上で、外国人参政権について議論が起きている。外国人に参政権を与えることに「メリットはなんですか?」と聞いてくる人がいる。そういう人たちへの批判を、id:Prodigal_Son さんがしている。 Prodigal_Son「で、メリットはなんですか?」 http://d.hatena.ne.jp/Prodigal_Son/20091112/1257981327 それに対して、id:meiwakoko さんは「国のメリットになる」場合にだけ、参政権は付与されるという反論を出している。 「つまりメリットは何もないわけですね?」 http://d.hatena.ne.jp/meiwakoko/20091112 ひとまず、両者の議論を横に置いておいて、以下のやりとりを見てみよう。まず、Prodigal_Sonさんの問いかけである。 男子の普通選挙が実施されたのは1925年で、女性解放運動活動家
http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20090914/1252893716で大澤真幸氏が京都大学を辞職したという話に言及したが、その後、当事者の名前等は明かされることなく、京都大学の教授がセクハラのため辞職したという報道があり、そうすると、状況証拠から、セクハラで辞職した京大教授は大澤氏だということになったようだ。既に大澤氏を批判する人が出たり、また逆に大澤氏は何らかの事情ではめられたという〈陰謀論〉を云々する人も出たりしているようだが、大澤氏がことの経緯・始末を、社会学的省察も伴いつつ、『社会学評論』の巻頭論文*1として発表されることを期待しつつ、ここでは何も言わない。 さて、http://d.hatena.ne.jp/Mchan/20090917/1253166544は、大澤氏の辞職を記念して(?)、大澤氏が今年の3月に『週刊東洋経済』に発表したという「死刑」
⇒おサルの世間の真正性 - 地下生活者の手遊び まず、私たちはサルではないし、遺伝子の産物でもない。この大前提について確認しておきたいと思います。 自由と寛容を言祝ぐリベラルな市民社会は、ひいては公共は、価値的な人工物です。その価値に対するコミットは問われます。コミットなくして人工物は維持されないので。その人工物を抽象的な国家が代替する発想こそスターリニズムです。「その人工物を抽象的な国家が代替する発想」をtikani_nemuru_Mさんが一貫して退けておられることは知っています。 自由と寛容を言祝ぐリベラルな市民社会――ひいては公共――という価値的な人工物に対するコミットは共同性に対する批判を含意する。なぜなら、共同性が喚起してきた殺し合いの歴史を私たちは知るから。近代以降にあって、共同性とは政治的な動員の装置でしかない。そもそも「共同性」の観念が近代の産物なので。「自然」の観念が近代
⇒僕は「あなた」に要求する - 地下生活者の手遊び ⇒これが啓蒙コミックショーだ - 地下生活者の手遊び 了解です。「「表現の自由」と女性たちの「個々の尊厳」の衝突」について、「二人称の要請」を通して調停する、ということですね。公共圏先にありき、ということでもなく、目指すべき公共圏、ということであるならば。 無論、戦えるヒトばかりではにゃー。戦うつもりのにゃーヒトもいるだろ。 今は戦うことのできにゃーヒトも、時間が経てば戦えるようになるかもしれにゃー。誇りをとりもどすために、言葉を発することが必要な場合もある。 その言葉は、「無力な公衆の一員として自らの人格において」紡ぎ出されるものとなるでしょうにゃ。その言葉が紡ぎ出されるためには、しばらくの猶予が、「見たくないものを見ない自由」を担保することが必要になってくる。 戦うことを強制することなど、誰にもできはしにゃー。だから避難場所は必要です
「表現の自由にヒモを付けるな」と主張している人たちが、何人かいるのだけれど、何をいっているのかホントにわっかんにゃーので、そのあたりの疑義を表明しつつ公共圏論に接続していきますにゃ。 「チラシの裏」にヒモはつかない 「チラシの裏」という言い方がありますにゃ。「チラシに裏に何を書こうが勝手にしておくれ」ということですよにゃ。この場合、チラシの裏に書かれた差別主義的言動もワイセツ文書も下品な絵も、そのまま他者の目にはふれずにゴミ箱行きになるのであれば、どんなことを書いてもよいということですにゃ。 ま、当然のことにゃんね。 「表現の自由」というものが、「チラシの裏」に何を書いてもよい自由を意味するのであれば、それはアタリマエもいいところだということになりますにゃ。それは、内心の自由とほぼイコールであり、そもそも制限のしようがにゃー話だ。 もちろん、表現の自由というのは、チラシの裏に何でも書いてよ
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