A:平日の午前9時から午後5時まで働いている人 B:休日もほとんどなく、毎日朝から晩まで働いている人 C:週に数時間だけ働いている人 この3人のうち、「もっとも模範的な人」はどの人だろうか。 その社会で何が「模範的」と考えられているかによるが、日本ではAだろう。 この3人のうち、「もっとも幸せな人」はどの人だろうか。 それはわからない。それぞれの人の「幸せ」観や、仕事の内容による。 この3人のうち、「もっとも社会に貢献している人」はどの人だろうか。 それはわからない。それぞれの人が出している成果による。 Aが「模範的」であり、「望ましい」とその社会が考えるのは構わないが、だからといってBやCの労働形態を規制したり、罰していいものだろうか。 Bは仕事が面白くて、3人のうちもっとも充実しているかもしれない。 Cは最小の労働で、3人のうちもっとも大きな成果を出しているかもしれない。 逆にAは、労