朝刊を開いたら、「仮面ライダーディケイド」の最終回について、テレビ朝日の早河洋社長が定例会見で「表現方法として不適切だった」と話した、というニュースが載っていました。そう。何かと話題になったあの8月30日の最終回。要は、戦闘シーンの途中で突然番組が終わってしまい、その直後、「ライダー大戦は劇場へ」と劇場版の予告が流れた、放送直後から物議を醸したあの最終回です。 この件については、読売新聞の携帯サイト(有料)内の私のコラム「美潮のヒーロー館」で、放送直後に書いたことに尽きます。 簡単にここに再録すると、 ・そんな露骨な商業主義が許されるのか。商売である以上、映画館に人を引っ張る仕掛けを作るのは構わないし、映画館で「テレビ以上」を見せるのもいい。しかし、テレビはテレビで完結させてこそ、ではないか。 ・テレビを見ている子供たち全員が映画館に行けるとは限らない。経済的な事情や家庭の事情、あるいは健