「ゼクシィ」の伊藤綾編集長=東京都千代田区の編集部、赤田康和撮影 【赤田康和】新年企画班は、フェイスブックの特設ページで、日本が抱える課題を解消するためのユニークなアイデアを集めている。結婚情報誌「ゼクシィ」編集長の伊藤綾さん(39)は、少子化問題の解決策として「みんながほぼ午後5時に職場を離れる社会」を提案している。 フェイスブックページ「オルタナティブ・ニッポン」特集「ビリオメディア」 伊藤さんは自身も4歳の双子の男児の母。かつては終電まで仕事をする日々だったが、出産を機に「ほぼ午後5時に会社を出る編集長」を実践している。早く帰ることで夕食など家族が一緒に過ごす時間が増え、余裕が生まれ、子育てをしやすくなり、子どもも産みやすくなる、と考える。 早く帰れば、仕事の生産性もあがるという。「オフの時間が長くなり、アイデアも浮かびやすくなる。多くの商品やサービスは、消費者のためにある。消