ニッカンスポーツ・コムでは、新聞紙面で好評の里崎智也氏(日刊スポーツ評論家)の「ウェブ特別評論」を掲載中。3回目は「二盗されるのは誰のせい?」です。 ◇ ◇ 巨人ドラフト2位の重信が、自慢の足で開幕1軍入りを首脳陣にアピールしている。足の威力は言うまでもないが、好不調の浮き沈みが少ない貴重な武器となる。 快足自慢の猛者にとって、攻撃面では盗塁もアピールのひとつ。さて、二塁盗塁されるのは誰のせいなのか? 答えは投手と捕手の共同作業なので2人の責任。ただ、責任比率で言うと、投手6に対し、捕手4ぐらいか。決して私が捕手出身だからと“捕手びいき”したわけではない。 責任比率の理由はこうだ。二塁盗塁の場面。投手が主導で、練習次第でクイックはかなり上達する。さらに一塁走者も、投手の投球動作を見てスタートを切るため、投手がけん制やセットポジションで球持ちの長さで長短つけるなど、スタートしにくくさせ