宮藤官九郎作品を見ていると、常に私の頭の中をある言葉が渦巻く。 「この世は残酷である」 これをひたすら伝えたくてクドカンはあらゆる物語を作っているのではと思うほどだ。それを特に強く思わせたのが他でもない『あまちゃん』である。NHK朝ドラですらクドカンはその手を止めなかった、いやむしろ他の作品よりも一層その傾向を強めたのだ。 「ま…結局は運よね、運がなかったのよ、そのコは」鈴鹿ひろ美(薬師丸ひろ子)の台詞である。これはアキ(能年玲奈)の母親 春子(小泉今日子)が音痴であった鈴鹿ひろ美のゴーストシンガーとなるほど有望であったにもかかわらず、なぜアイドルとしてデビューできなかったのかの理由を彼女がそれとは知らず語る場面で吐かれる言葉である。 当時マネージャーであったアメ横女学園プロデューサー太巻(古田新太)と彼女は恋仲であり、春子の歌声のお陰で売れっ子アイドルとなるも、女優に専念したがった鈴鹿の
2017年の生活保護には、希望のムードが漂いました。 しかし予算面・制度面では、決して楽観できない動きが続きます。 本記事は「希望編」https://news.yahoo.co.jp/byline/miwayoshiko/20171231-00079958/「絶望編」の前編、希望編です。 年明けとともに、「小田原市ジャンパー問題」年明け間もない2017年1月、小田原市の生活保護ケースワーカーたちが「保護なめんな」「不正受給はクズ」とプリントしたジャンパーを着用して業務に就いていたことが判明しました。プリントされた文字は小さく、ローマ字あるいは意味不明の英語だったので、幸い、実際に生活保護で暮らす人々に読まれることはなかったようです。 しかし、あまりにも威圧的な、かつ便所の落書きのような文言は、多くの反響を呼び起こしました。小田原市には「なんという人権侵害を」という抗議多数とともに、「よくや
男性23.37%、女性14.06%――。50歳まで1回も結婚したことがない人の割合を示す「生涯未婚率」の上昇が止まりません。今年発表された2015年の調査では、平成が始まった頃の1990年と比べて男性が4倍、女性が3倍となりました。2035年に独身者が5割近く、一人暮らしの世帯が4割近くに達するという推計が、現実のものになりつつあります。単身でいることが珍しくない時代に、ソロとして生きることとは。(朝日新聞記者・丹治翔)
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早いもので、もうすぐ今年も終わりを迎えます。 毎年のことですが、年末に仕事を終えると、長い休みが待っていそうな錯覚をおぼえて、とてつもない開放感に包まれます。 もっとも、実際の休みはそれほど長くない(どころか、自宅でゆっくり休める日もほとんどない)のですが、気持ちだけでもリフレッシュするためには、年末感に騙されておくのもいいのかな、と思ったりしています。 今年の生活を振り返ると、自分の仕事はまあぼちぼち。なんとか毎月、ごく細々と収入を得ることができるようになって、少しほっとしています。 小学5年生の子供は、心身ともに著しく成長しています。こんなに素晴らしくおもしろく、とびきり可愛い子と毎日を一緒に過ごせる私は、なんて幸せ者なんだと思います。 夫は夫で頑張っているようで何より。 自分の生活に精一杯で、なかなか会いに行けなかった祖母を亡くしたことが唯一の悲しいできごとでした。 世の中のできごと
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