前大阪市長の松井一郎氏=4月24日、大阪市北区 「存在しない日付の領収書がある」――。SNS上で6月、こんな投稿が話題になった。領収書の日付は「令和1年3月」。令和は5月から始まるので、存在しない日付だ。そしてこの領収書は、前大阪市長の松井一郎氏の資金管理団体「松心会」が受け取ったものだった。どういった経緯で、この領収書が作成されたのか。取材をすると、ずさんな会計の実態が浮き彫りになってきた。 【写真】ありえない日付が書かれた領収書はこちら * * * 領収書がSNSに投稿されたのは6月下旬。ポストマン開示請求クラスタ(Twitter(現X)アカウント名)さんが、 〈令和1年は5月1日からなのにどうしてなのか?? 説明が必要だろう〉 とツイートした。 領収書の宛名は「松心会」、金額は「300万円」、ただし書きは「寄附」となっている。日付は、書き直されたような形跡があって判別が難しい
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