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ブックマーク / yoshim.cocolog-nifty.com (5)

  • 20世紀における「現代音楽でない音楽」の系譜 - 月刊クラシック音楽探偵事務所

    20世紀は(残念ながら)「現代(無調)音楽」の時代である。 バッハ〜モーツァルト〜ベートーヴェン〜シューベルト〜ショパン〜ワグナー〜マーラー〜ドビュッシーなどなど数百年に渡って脈々と伝えられてきた「クラシック音楽」には、その時代時代に「新しいがゆえに難解で理解しにくい音楽」が確かに存在した。 しかし、新しく・難解な音楽も、数十年の時を経てみれば受け入れられる。新しい音楽は、理解し受け入れるのに「少しばかり」時間が必要なだけなのだ。そう思われてきた。 ところが、20世紀に登場した「現代(無調)音楽」は、ちょっと様子が違う。 無調で作品が書かれるようになったのは、まさしく20世紀初頭である。それは、調性にがんじがらめになり肥大した後期ロマン派音楽の反動として、産声を上げた。 最初は「太刀打ちできないほど巨大な」伝統的音楽への「ごまめの歯ぎしり」的な反抗に過ぎなかったはずだった。音楽とはメロディ

    20世紀における「現代音楽でない音楽」の系譜 - 月刊クラシック音楽探偵事務所
  • またS氏騒動・長文多謝 - 隠響堂日記

    ☆楽譜出版《ASKS.orchestra》交響曲,協奏曲,室内楽などのスコアを電子版(PDF)で販売中。海外向け→** 出版作品一覧→***NEW ◆《図解クラシック音楽大事典》(学研)イラストとまんがでオーケストラや楽典から音楽史までを紹介する掟破りの入門書。旧〈音楽大事典〉の超大幅改訂復刻版。 ◆《作曲は鳥のごとく》(春秋社)自らの作曲家生活を綴った独学の音楽史@2013年3月刊 ◆《調性で読み解くクラシック》(ヤマハ)調性および音楽の謎を楽理・楽器・科学・歴史から読み解く文庫版入門書。

    またS氏騒動・長文多謝 - 隠響堂日記
    kaeru-no-tsura
    kaeru-no-tsura 2014/02/07
    こういう、いろんな方々が巻き込まれて意見を寄せてしまうところまで含めて、“現代アート”というのがいちばん合ってる気がする https://twitter.com/NStyles/statuses/431050958055817216
  • 新春座談会「今だから話せる平清盛」 - 月刊クラシック音楽探偵事務所

    A:1年間にわたって放送されたNHK大河ドラマ「平清盛」が無事終了しました。音楽制作の裏話については、「音楽制作メモ 」「音楽仕事」で紹介してきましたが、終わった今だから話せる…というお話もあるかと思いますので、新春架空座談会(?)と題して気楽にお話しいただきたいと思います。 吉松:お手柔らかに(笑)。 A:大河ドラマ50周年記念と言うことで鳴り物入りで始まりましたが、視聴率が低いということばかり報道されるという残念な側面もありました。 吉松:いきなりそれですか(笑) K:平均視聴率は12%ほどとふるわなかったんですけど、一方でTwitterなどでは凄い盛り上がりようで、トレンド・ランキング1位になるなどコアなファンは多かったようですね。 吉松:低いと言っても12%ということは毎週一千万人以上見ていた計算ですからね。クラシック系ビンボー作曲家からすれば、もう天文学的数字ですよ(笑) K:

    新春座談会「今だから話せる平清盛」 - 月刊クラシック音楽探偵事務所
  • 年末雑感〜連想噺 - 月刊クラシック音楽探偵事務所

    □子供の声1 最近、ネット内で「赤ん坊の泣き声論争」がちょっとした話題になった。乗り物の中などでの赤ん坊の泣き声について「うるさい。迷惑」派と「温かく見守る」派の対立ということらしい。 ちなみに私も、子供の泣き声というのはこの世で一番苦手な音のひとつだ。ただ、それは人間として至極当然の反応だと思うのだ。 そもそも赤ん坊のように言葉でのコミュニケイション能力を持たないものは、自分が「不快な状況」(お腹がすいた…とか、排泄の必要がある…とか、眠い…とか)にあることを「音声信号」だけで第三者に伝えなければならない。 そのため、通常の「あー」という発声にできる限りの変調(歪み:ディストーション)をかけて「ぎあ~」とか「うぎゃあ~」というノイズ(騒音)を作り出し、しかもそれをリミッターをかけない最大出力で放射する。 目的は、自分の現状が「不快」であることを明確に伝えることにあるのだから、「ぴよぴよ」

    年末雑感〜連想噺 - 月刊クラシック音楽探偵事務所
  • 大河ドラマ「平清盛」音楽制作メモ - 月刊クラシック音楽探偵事務所

    今年(2012年)のNHK大河ドラマ「平清盛」の音楽を一年間担当することになった。1月8日(日)が第一回放送。12月まで全50回の長丁場である。 NHKの大河ドラマは個人的に1963年の第一作(花の生涯)からリアルタイムで見ている。当時はまだ小学生で、64年の「赤穂浪士」、65年の「太閤記」の頃まではまだ白黒テレビの時代。1969年「天と地と」(音楽:冨田勲)からカラーになり、以後、毎年ほぼかかさず見るようになった。 もともと戦国武将が出て来るような歴史ドラマが好きだったこともあるが、60〜70年代は、芥川也寸志(赤穂浪士:1964)、武満徹(源義経:1966)、三善晃(春の坂道:1971)、林光(国盗り物語:1973)、山直純(風と雲と虹と:1976)といったクラシックの錚々たる作曲家たちが音楽を担当していたのが大きい。 なにしろオープニングのテーマ曲はNHK交響楽団が演奏し、タイトル

    大河ドラマ「平清盛」音楽制作メモ - 月刊クラシック音楽探偵事務所
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