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ブックマーク / blog.goo.ne.jp/mit_sloan (7)

  • スマートフォン戦争の勝敗はついたのか - My Life After MIT Sloan

    もう一週間も前のことになるが、今回のゴールデンウィークは、いろいろなニュースが流れてきた。特に一番印象的だったのは、夜中に私のTwitterに飛び込んできたCNETのこちらのニュース。分かっていたこととはいえ、今更グラフでちゃんと見せられると結構ショックだった。 Apple, Samsung put hammerlock on smartphone profits-CNET (2012/5/4) 携帯電話市場における「プロフィットプール」つまりその業界の企業が出している利益全体を、誰がどのように分け合っているのか。Asymco社が算出した結果、2011年第四四半期において、アップルが全体の73%、サムスンが26%、台湾のHTCが1%を取っているという報告がされたという。 そのニュースに掲載されていた、2007年からの業界のプロフィットプールのシェア変遷を描いたグラフがこちらである。 このプ

    スマートフォン戦争の勝敗はついたのか - My Life After MIT Sloan
  • 都市化する世界-私が今年考えたいテーマ(後編1) - My Life After MIT Sloan

    さてさて、先週の「私が今年考えたいテーマ」の続き。なんか長くなりそうな気がするので、後編を二つに分けて後編1と後編2にしようと思います。最初は、私がずっと長いこと興味がある都市化。去年も「GDP世界一の都市・東京」という記事を書いたりしていたが、将来は世界の人口のほとんどが都市に住むようになることを考えると、効率化した、ちゃんとした都市を作っていかないと大変なことになるだろうな・・・という直感があって、都市というものに非常に興味があるのだ。 1. 都市化する世界 水、料、エネルギーに並んで、世界的に注目されている分野として「都市化」がある。今後数十年の間に、世界の人口がどんどん都市に流入して行き、世界の多くの人が都市で生活するようになるという現象だ。特に、アジアの新興国を中心に人口密度の高い都市が増えていくため、環境問題とか、水やエネルギーが不足する問題が起こりやすくなるだろう。だからそ

    都市化する世界-私が今年考えたいテーマ(後編1) - My Life After MIT Sloan
  • 日本の原発からクリーンエネルギーへの移行は日本再生の鍵となる - My Life After MIT Sloan

    MIT Sloan MBA留学記とその後。2010年6月に卒業。留学情報、ワイン、イノベーション論、技術・組織論まで 今回の大震災で、世界的に最も大きな影響を与えたのは、原発事故だった。 放射能漏れにとどまらず、長期的な電力供給の不足による計画停電が行われる状況。 経済への負の影響に加え、暴動が日人だから起こらないであろうギリギリの状況を目の当たりにして、多くの国の政府は戦々恐々としたことだろう。 1. 福島原発事故によって世界的な原発移行の流れはいったん停止。一時的に化石燃料にシフトするだろう この事故によって、現在、世界的に原発への流れが瞬間的に止まった形になっている。 最も原発の建設計画が盛んなインドと中国で、新規建設の停止が発表された。 アメリカでも8基の新規原発の建設が予定されていたが、世論の大きな反対があり、中止の可能性は高い。 新興国の経済成長が加速するにつれ、石油などの化

  • 南ベトナム旅行(1) - 新興国での日本の存在感を考える - My Life After MIT Sloan

    ご無沙汰しております。 約1週間のベトナム旅行から帰ってきました。 サイゴンでは@elm200さんや@koshianさんたちにもお会いしてきました。 今の私の心の中は、ノーベル化学賞が誰になるか気になって仕方がないところではありますが、 そんなことはともかく、ブログではベトナム旅行記をしばらく書こうと思います。 1. サロンパスがベトナムで普通名詞として使われてる件 ベトナム航空が理由もわからず6時間も遅れ、ホーチミン空港に到着したのは夜中だった。 翌朝は早起きして、その辺の屋台でフォーをべた後、ホテルに迎えに来たツアー会社と落ち合う。 サイゴンより北に車で4時間ほど行った、カットティエン国立公園のジャングルの中で一泊するのだ。 ツアーガイドは、英語が上手な50代後半のベトナム人男性のNさんだった。 この世代でこれだけ英語が出来るのは理由があるわけで、だからベトナム戦争以降の共産一党体制

    南ベトナム旅行(1) - 新興国での日本の存在感を考える - My Life After MIT Sloan
  • 出版社が早急に実現すべき電子教科書とは - My Life After MIT Sloan

    先日、田原総一郎さんがこんなTweetをされていた。 ある出版社から話が聞きたいと呼ばれた。教科書が電子教科書になる流れがある。これを一つ持てば小学校から高校までどんな科目も全部間に合う。そこで出版社としてはこの流れをなんとかして止めたいと思っているのだ。電子教科書になれば紙や印刷はおろか出版社の存在も危なくなってしまうからだ。 出版社・・・当にそんなこと思ってる? むしろ逆なのに。 出版社が紙の教科書にこだわりすぎると何が起こるか? 今は出版社が抱え込んでいる当にコンテンツを作成する能力がある人たちが、そんな出版社に愛想をつかし、だんだんインターネットや電子書籍の世界に行ってしまうだろう。 前の記事「電子書籍はフォーマットとアプリを制したものが勝つ」でも書いたが、 電子書籍で一番大きな事件は、コンテンツが流通やデバイスと完全に切り離されたことだ。 (そのために「の在庫」という概念が

  • 電子書籍はフォーマットとアプリを制したものが勝つ - My Life After MIT Sloan

    というのが、私の現在の仮説だ。 特に、電子書籍に出遅れた感のある日の出版社が、どうやって電子書籍業界の趨勢を帰られるか、と考えると、 フォーマットとアプリを押さえ、圧倒的な機能を持たせて、ユーザのベースを奪うことが鍵、と私は思っている。 ちょっと大胆な仮説だし、これだけではイミフメイなので、ちゃんと解説するデス。 1. 電子書籍では、「」はコンテンツ、フォーマット、アプリ、デバイスの4層に「モジュール化」。 今までのようにコンテンツと流通を押さえても、勝てなくなった。 そもそも、電子書籍化で何が一番大きな事件だったか。 それは、今まで、一つの物理的実体として垂直統合されていた「」が、 コンテンツ(の中身)、フォーマット(.pdfとか.azw)と、それを読むためのアプリ、デバイスの4層に 「モジュール化」されたことで、競争環境が全く変わってしまったことである。 この「モジュール化」に

    電子書籍はフォーマットとアプリを制したものが勝つ - My Life After MIT Sloan
  • 日本の出版社が直面するイノベーションのジレンマ - My Life After MIT Sloan

    なんて話は、アマゾンが日に進出した10年前から言われてることであるが、 最近、書籍のEコマースなんて話より、電子書籍の普及で問題が格化しているので、私なりにまとめておくです。 要は、出版社が電子書籍ビジネスに格的にコミットできないジレンマのことだ。 私の感覚では、今後5-10年のうちに電子書籍がかなりの書籍出版を塗り替えると予測しており、 日の出版社ビジネスは数年もしないうち、かなり侵されて縮小するんじゃないか、と思っている。 (一方アメリカでは時間かかると思ってる。日が一番早い。理由はそのうち) 書籍、そして雑誌がやばい。 「え、電子書籍もうやってるじゃん、電子コミックとか。」とか言うなかれ。 確かに一部の売れない書籍や二次コンテンツの電子化を行ってる出版社は多いけれど、 あんなの子供だましメインのビジネスとして始めてる大手の出版社は無いでしょ? 電子書籍ビジネスは、既存のビ

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