法務省は28日、大阪市浪速区の姉妹殺害事件で強盗殺人罪などに問われ死刑が確定した山地悠紀夫(ゆきお)死刑囚(25)ら3人の刑を同日午前、大阪拘置所などで執行したと発表した。 死刑執行は1月に4人が執行されて以来で、森法相が就任してからは3回目。同省によると、この日の執行により、死刑確定者は、104人から101人になった。 死刑を執行されたのは、山地死刑囚のほか、インターネットの自殺サイトを使った男女3人連続殺人事件の前上(まえうえ)博死刑囚(40)(大阪拘置所)と中国人3人を殺害して強盗殺人罪などに問われた陳徳通死刑囚(41)(東京拘置所)。 確定判決によると、山地死刑囚は2005年11月、大阪市内のマンションで、帰宅した上原明日香さん(当時27歳)、千妃路(ちひろ)さん(同19歳)姉妹に性的暴行を加えたうえナイフで刺殺。現金約5500円を奪った後、ライターで室内に放火するなどした。 1審