高速道路各社は17日、お盆期間(8月5〜16日)の10キロ以上の渋滞は448回で、昨年(520回)より大幅に減少した、と発表した。各社は今年、「休日上限1千円」割引と全国50区間の無料化の影響で過去最多の渋滞を予測していたが、渋滞を避けて深夜や早朝に利用する人が増え、予測を大幅に下回った。 30キロ以上の激しい渋滞は今年26回で、平日も休日割引が適用された昨年(56回)の半分以下。全国で最も長い渋滞は、休日割引が適用された14日夕の常磐道上り水戸北スマートインター(茨城県)付近で52.8キロ。次いで12日朝の東名高速下り岡崎インター(愛知県)付近で51.7キロ。 期間中の主要21区間の平均交通量は昨年より1%減。昨夏は計8日間に休日割引が適用されたが、今年は4日間だった。それでも、主要区間の交通量は休日割引導入前の一昨年と比べて5〜1割増で、ここ2年で高速道路の利用は大きく伸びている。