印刷 流通企業の2011年8月中間決算の発表が4日、本格化した。最大手セブン&アイ・ホールディングスが過去最高益になるなど、上半期の消費は活発だったようだ。心配された東日本大震災の影響が当初見込みより小さく、業績予想の上方修正も相次いでいる。 セブン&アイが4日発表した8月中間期の連結営業利益は前年比25.9%増の1501億円となった。最高益の更新は08年以来だ。 コンビニ最大手のセブン―イレブン・ジャパンをはじめ傘下の主要企業が軒並み営業増益となった。村田紀敏社長は「震災で一時的な自粛ムードはあったが、消費の底流は力強かった」と振り返る。震災後の節電で、使用電力量が減ったことも利益を押し上げた。 東北地方でも、当初は通期で10億円にとどまると見込んだ傘下スーパーのヨークベニマルの営業利益は96億円に達した。 続きは朝日新聞デジタルでご覧いただけます