「騒動後、いろんな仕事をさせていただいています。もともとは演奏の仕事が多かったんですが、最近は作曲の仕事が少し増えたかな。従来と比べると仕事量も収入も、なんとなくですけど、1.5倍ぐらいになったと思います。大した数字ではないと思われるかもしれませんが、私としては本当にありがたいことなんです」 本誌は、自宅から打ち合わせ場所に移動中の新垣隆さん(43)を直撃。慌ただしいなかでの取材にも、誠実を絵に描いたような新垣さんは、言葉を選んで答えてくれた。 「2月の会見のときは正直、自分にはもう音楽活動は無理だろう、と考えていました。それまで彼が作ったという形で世に出た曲を『いいな』と思ってくれていた人たちに対して、私は『それは違う』と言うわけですから。きっと、皆さんは許してくれないだろうと思っていました。やってはいけないことを2人はグルになってやったんです。彼のやり方に問題はあったし、それを私は