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ブックマーク / synodos.jp (75)

  • シリア「内戦」の見取り図/末近浩太 - SYNODOS

    シリアにおける今日の騒乱は、元をたどればいわゆる「アラブの春」の一環として、2011年3月に始まった。 手元の『朝日新聞』のデータベースを検索してみると、シリアに関する記事で「内戦」の語が頻出するようになったのは、それから約1年が経った2012年の春である。この頃から「内戦の恐れ」、「内戦の危機」、「内戦化の懸念」といった言葉が紙面を飾るようになり、国軍・治安部隊と反体制武装勢力の双方による暴力の連鎖はエスカレートしていった。その結果、同年6月、国連の幹部が停戦監視の失敗を事実上認めるかたちで、シリアで起こっていることを「内戦」と呼んだ。以来、シリア「内戦」の語は様々なメディアで用いられている。 確かに、シリア人どうしが戦い、シリアの街や村が文字通り瓦礫に変わっていく様は、一般的な「内戦」のイメージに符合する。だが、シリアで起こっていることを「内戦」と呼ぶことには、問題の質を覆い隠してし

    シリア「内戦」の見取り図/末近浩太 - SYNODOS
    kaerudayo
    kaerudayo 2013/08/28
    知れば知るほど、これは大変だぞ。
  • 「反日」 韓国司法 ― なぜ「解決済み」の問題が蒸し返されるのか | SYNODOS -シノドス-

    相手の行動の結果や意味が分からないだけではなく、そうした理由や選択の基準、すなわち行動準則が分からないと、信頼できず、付き合うのも嫌になってくる。逆に、行動準則が分かると、一つひとつの行動には同意できなくても、辛抱強く相手に向き合い、粘り強く関係を進めることができる。 日韓関係は、今、双方、相手の行動準則が分からず、相互不信に陥っている。日からすると、韓国の司法が突然、「反日」化したことに発端があるように見える。稿では、その理由を説明した上で、日韓関係への含意を読み解き、日がとりうる対応策を模索してみたい。 この7月、韓国のソウル高裁(判決文(PDF))と釜山高裁(判決文(PDF))は、10日と30日にあいついで、それぞれ新日鉄住金と三菱重工業に対して、戦時期に徴用された韓国人労働者に賠償を命じる判決を下した。この判決は、日韓の過去の問題をめぐる訴訟において、個人に請求権を認めた韓国

    「反日」 韓国司法 ― なぜ「解決済み」の問題が蒸し返されるのか | SYNODOS -シノドス-
    kaerudayo
    kaerudayo 2013/08/27
    なるほど、契約の信義が守れない奴とは商売したくないし、手も結べないってことを、韓国の方々にどう理解してもらうかってことか。難しそうだがな。
  • 入会なんて聞いてない ―― 父親たちの語るPTA/川端裕人×木村草太 - SYNODOS

    保護者と先生の団体であるPTA(Parent-Teacher Association)。勝手に入会? 勝手に役員に? 10年近くPTAに関わる作家の川端氏と、憲法学者の木村氏がその問題点について語り合う、「父親たちの語るPTA」前編。(構成/山菜々子) 木村 川端さんの「PTA再活用論」はこの分野の代表的なです。お子さんがきっかけでPTAに関わられたとのことですが、いまおいくつなんでしょうか。 川端 中学一年生と高校一年生ですので、上の子どもが小学校に入学してから、かれこれ10年近くPTAと関わっていますね。木村さんの朝日新聞の記事を拝見しましたが、法学の立場からPTAについて書く人がやっとあらわれたと、心の中で大きな拍手を送りました。木村さんも子どもがきっかけで、PTAについて考えるようになったのですか。 木村 私の子どもは今、保育園に通っています。実は、PTAに興味をもったきっかけ

    入会なんて聞いてない ―― 父親たちの語るPTA/川端裕人×木村草太 - SYNODOS
    kaerudayo
    kaerudayo 2013/08/01
    「行政が保護者に対してアクションを起こしたい時に、受け皿になるのがPTAなんです」 この部分が問題だと思うなぁ。役員やると学校外の付き合いがなにより大変。そこ切ったら楽になると思うが。
  • 携帯電話を手にしたアフリカ牧畜民、その光と影/湖中真哉 - SYNODOS

    携帯電話を手にしたアフリカ牧畜民、その光と影 湖中真哉 アフリカ地域研究 / 人類学 / グローバリゼーション研究 国際 #アフリカ#牧畜民#携帯電話 サヴァンナに屹立し、携帯電話で通話する牧畜民(遊牧民)マーサイの美しい戦士が描かれた巨大な看板。ケニアの首都ナイロビの路上で、それを目にするようになったのはここ数年のことである。おそらくは、「我が社の通信網ではこんな僻地でも圏内ですよ」ということを強調するための携帯電話会社の広告なのだが、たしかに印象的ではある。 近年、国内外で、アフリカ牧畜民の携帯電話利用を扱った報道をよく目にするようになった。しかし、まさか、BBCや朝日新聞でもとりあげられるようになるとは、筆者も夢にも思っていなかった。携帯電話を利用するアフリカの牧畜民、とくにマーサイの姿は、相当印象的に見えるらしく、いまや世界中の注目を集めている。筆者も、グローバリゼーションの典型例

    携帯電話を手にしたアフリカ牧畜民、その光と影/湖中真哉 - SYNODOS
    kaerudayo
    kaerudayo 2013/07/13
    おもしろい記事だった。/中東から中央アジア辺りに国を超えた携帯電話ネットワークを作れたら、国抜きで紛争が減りそうな気がするなぁ。交渉できるならおさまるものも多そうだもの。
  • 少女たちは幸せを求めている/『援デリの少女たち』著者・鈴木大介氏インタビュー - SYNODOS

    さまざまな風俗産業のなかに、「援デリ」とよばれるものがある。出会い系サイトでアポをとって、売春をおこなう未成年の少女たち。彼女たち、そして彼女たちのまわりにいる大人たちを取り巻く現状とはどのようなものだろうか。『援デリの少女たち』の著者である鈴木大介氏にお話をうかがった。(聞き手、構成/出口優夏) ―― 「援デリ」とはなんでしょうか? 「援デリ」という言葉を聞くと、デリバリーヘルスを思い起こすひとが多いかもしれませんが、援デリとデリバリーヘルスとはまったく異なるものです。援デリでは、「打ち子」とよばれるキャスティングスタッフがお客さんを出会い系サイトで探して、女の子たちに売春を斡旋していく。それで、女の子たちが売春でえた儲けの何パーセントかを業者側がとるというしくみですね。 しかし、業者がついているとはいっても、業者が個人で売春をしている子たちの手助けをして、その代わりにバックをもらってい

    少女たちは幸せを求めている/『援デリの少女たち』著者・鈴木大介氏インタビュー - SYNODOS
  • 自閉症の診断基準の改訂と「アスペルガー」カテゴリーの削除について/井出草平 - SYNODOS

    2013年5月。アメリカ精神医学会の診断基準DSM(精神障害の診断と統計の手引き:Diagnostic and Statistical Manual of Mental Disorders)が19年ぶりに改訂される。DSMは「アメリカ精神医学会」という一団体によってつくられた診断基準ではあるが、世界中で使われている事実上のグローバルスタンダードになっている。日でも、このDSMを使った診断がきわめて一般的であるため、今回の改訂は日にも少なからず影響を与えると考えられる。 DMSの改訂によっていくつかの変更が行われる予定である。まずDSM-IVでは、小児自閉症やアスペルガー障害などのサブカテゴリーを含む「広汎性発達障害」とよばれていたものが、DSM-5では「自閉症スペクトラム障害」というひとつの診断名に統合される。 DSM-IVのサブカテゴリーの中でも、「レット障害」はX染色体の異常である

    自閉症の診断基準の改訂と「アスペルガー」カテゴリーの削除について/井出草平 - SYNODOS
    kaerudayo
    kaerudayo 2013/06/11
    「知的障害を伴わない高機能群では、常同性を伴わない場合が多い」「DSM-IVでは「特定不能」カテゴリーであったはずなのに、(日本の慣例で)アスペルガー障害と診断され、今回の改訂で診断から漏れ落ちるケース」
  • 終わりの始まりか、始まりの終わりか ―― アベノミクスの今後/矢野浩一 - SYNODOS

    終わりの始まりか、始まりの終わりか ―― アベノミクスの今後 矢野浩一 ベイズ計量経済学 / 動学的確率的一般均衡理論 経済 #金融政策#アベノミクス#リフレ#ニューディール#期待実質金利 2013年5月23日に日株式市場は激震に見舞われ、日経平均株価指数が(前日終値ベースで)約1100円以上も下落した。これはアベノミクス「終わりの始まり」を意味するのだろうか? まず稿ではアメリカで実行されたニューディールを振り返り、今回の急落はアベノミクスの「始まりの終わり」を意味するに過ぎないことを確認する。さらにリフレーション政策による雇用回復と賃金上昇を伴う景気回復が今後実現していくこと、また回復を妨げないため消費増税の延期を考慮すべきことを論じる。 5月23日木曜日、午後のゼミが終わり研究室に戻ろうとしたとき(2時半過ぎ)筆者をゼミ生が呼び止めた。 「矢野先生、日経平均がものすごく下がってい

    終わりの始まりか、始まりの終わりか ―― アベノミクスの今後/矢野浩一 - SYNODOS
    kaerudayo
    kaerudayo 2013/05/31
    ニューディール政策にそっくりか……。第一段階が終了し、次へいくのかってこと。
  • 「慰安婦問題」の基礎知識 Q&A /小菅信子 - SYNODOS

    橋下徹大阪市長の発言「慰安婦は必要だった」が引き金となって、あらためて、内外で、慰安婦問題に対する批判と憂慮が高まっています。各国メディアの日報道が橋下発言を辛辣に紹介・解説するいっぽう、国連の社会権規約委員会は5月21日、日政府に対して、慰安婦を「売春婦だ」と侮辱するヘイトスピーチ(憎悪表現)を繰り返す国内の排外主義的グループの行動に関して状況改善を求めました。 私も現下の状況を深く憂慮しています。なぜならば、橋下氏はいうまでもなく、石原慎太郎元都知事、一部の国会議員が、慰安婦と慰安婦問題についての日政府の公式見解を逸脱する発言をくりかえしており、そのことが人目をはばからない被害者への侮辱の素地のひとつになっているからです。 さまざまな歴史問題について、日政府の公式見解やこれまでの施策は、内外を問わず、一定の評価を受けるいっぽう強い批判も受けてきました。この論稿では、慰安婦問題の

    「慰安婦問題」の基礎知識 Q&A /小菅信子 - SYNODOS
    kaerudayo
    kaerudayo 2013/05/27
    メモとして。いろんな経緯を知らないで、批判している人も多そうだよなぁ。
  • 憎悪表現(ヘイト・スピーチ)の規制の合憲性をめぐる議論/小谷順子 - SYNODOS

    20世紀の半ば以降、過激な人種差別思想の台頭に直面した国々は、これを深刻な事態として受け止めた。そして、こうした差別思想にもとづく憎悪表現を規制すべく、人種差別撤廃条約4条において、差別思想の喧伝を禁止する法律を制定するよう加盟国に義務づけた。 現在、イギリス、フランス、ドイツ、カナダなどでは、この条文を履行すべく憎悪表現を規制する法律を設けている。一方、アメリカは、表現の自由の保障を最大限に保障しようとする判例法を背景に、第4条に留保を付して表現規制を回避するかたちで条約体に加入しており、現在も憎悪表現を規制する立法は行っていない。アメリカ同様、日も同条に留保を付して加入しており、憎悪表現を規制する立法を行っていない。 過去10年ほどのあいだで、日国内においても、インターネット上を中心に、自己とは異なる人種・民族集団に属する人々に対する憎悪や偏見の表現を、日常的かつ一般的に見聞きす

    憎悪表現(ヘイト・スピーチ)の規制の合憲性をめぐる議論/小谷順子 - SYNODOS
  • ココロのバリアフリーで誰もが生きやすい世の中に/K-plus代表・池田君江氏インタビュー - SYNODOS

    困ってるズ!はいままで、幾度となく「バリアフルな場所に困ってる」という声と「誰かの心配りによって助かっている」という声をお届けしてきました。 事故によって脊髄を損傷し車椅子生活を送られている池田君江さんは、とあるきっかけから株式会社K-plusを立ち上げられ、「ココロのバリアフリー計画( http://www.heartbarrierfree.com/ )」を推進しています。バリアがあっても、ココロがあればバリアフリーにできるかもしれない。もしかしたらバリアフリーすら超えることもできる ―― ココロのバリアフリー計画とはなにか? お話を伺ってきました。(聞き手・構成/金子昂) ―― K-plusの活動をはじめられたきっかけをお教えください わたしは2007年に、渋谷にある温泉施設の爆発事故により脊髄を損傷しました。当時は一生寝たきり、よくても車椅子だろうと診断され、いまは車椅子に乗りながら

    ココロのバリアフリーで誰もが生きやすい世の中に/K-plus代表・池田君江氏インタビュー - SYNODOS
    kaerudayo
    kaerudayo 2013/05/20
    すごく楽になった面と、まだまだ遅れている面と。楽な範囲で事足りてしまっているから、黙っている部分もあるんだろうな。
  • 生活保護法改正法案、その問題点/大西連 - SYNODOS

    の社会保障が危ない 5月17日、「生活保護法改正法案」が安倍内閣によって閣議決定され、今国会に提出される運びとなった。現在、「生活保護」など、日の社会保障のあり方をめぐる議論は加速度的に動いている。 社会保障をめぐる大きな流れ ・社会保障制度改革国民会議 → 年金・医療・介護などについて議論中 ・生活保護(生活扶助)の引き下げ → 8月から実施予定(削減案は予算成立) ・生活保護法改正案 → 閣議決定し今国会に提出 ・生活困窮者自立支援法(生活保護の見直しも含む)→ 閣議決定し今国会に提出 ・こどもの貧困対策法 → 議員立法予定 このように追いかけていくのが大変なくらい、同時進行的に、今後の社会保障の方向性を左右する非常に大きな議論が進められている。各法案や施策案に関しては、それぞれが提出された「背景の文脈」は必ずしも一致しない。しかし、いずれも社会全体のセーフティネットの根幹に関わ

    生活保護法改正法案、その問題点/大西連 - SYNODOS
  • 橋下徹大阪市長「米軍の風俗業活用を」はいかなる文脈で発言されたのか(2013年5月13日) / 大阪市長・橋下徹氏ぶらさがり取材全文文字起こし | SYNODOS -シノドス-

    橋下徹大阪市長「米軍の風俗業活用を」はいかなる文脈で発言されたのか(2013年5月13日) 大阪市長・橋下徹氏ぶらさがり取材全文文字起こし 政治 #橋下徹#従軍慰安婦#米軍 現在、物議を醸している橋下徹大阪市長の「米軍の風俗業の活用を」といった発言は、一体どのような文脈でなされたものなのか。ぶらさがり取材の全文文字起こしを緊急掲載する。(編集部註:一部文章を整えています) ―― おはようございます。 橋下 おはようございます。 ―― 日経新聞さんを拝見しますと、参院選の公約素案がでていましたが、これは協議されたのか、あるいは???(聞き取れず)。 まだです。これからきちんと政調会で中身をつめていきますので、ええ。 ―― 長距離弾道ミサイルの研究開発???(聞き取れず) まだ聴いていませんのでこれから。今週末くらいに政調会である程度方向性をあわせて行くそういう会議をやりますので。 ―― とり

    橋下徹大阪市長「米軍の風俗業活用を」はいかなる文脈で発言されたのか(2013年5月13日) / 大阪市長・橋下徹氏ぶらさがり取材全文文字起こし | SYNODOS -シノドス-
    kaerudayo
    kaerudayo 2013/05/15
    タレントとして、テレビをうまくこなせたけど、政治家として、メディアの使い方はわかっていない印象。
  • 「アベノミクス」の先を考えるために | SYNODOS -シノドス- 2013.04.22 Mon  『アベノミクスのゆくえ』著者・片岡剛士氏インタビュー 

    「アベノミクス」という言葉を耳にしない日はない。なぜ「アベノミクス」に、これほどまでの注目が集まるのか。そもそも「アベノミクス」を、どのように評価すべきなのだろうか。そして、その先に考えなくてはいけないこととは……? 日経済を考えるための視点を提供し、現在・過去・未来から日経済を考える片岡剛士氏の『アベノミクスのゆくえ』。期待と不安の入り混じる「アベノミクス」の先を考えるための決定版となるであろう書について、片岡剛士氏にインタビューを行った。(聞き手・構成/金子昂) ―― 安倍政権が掲げている「アベノミクス」への注目が集まっています。書では、アベノミクスそのものだけでなく、日経済の過去、そして未来についてもお書きになられていますね。最初に、書で何を書こうとしていたのかをお教えください。 過去20年間のデフレを伴う経済停滞から脱出するきっかけになるのではと、「アベノミクス」への期

    「アベノミクス」の先を考えるために | SYNODOS -シノドス- 2013.04.22 Mon  『アベノミクスのゆくえ』著者・片岡剛士氏インタビュー 
  • 行き過ぎた指導をなくすための方策をさぐる/「指導死」親の会代表世話人・大貫隆志氏インタビュー - SYNODOS

    桜宮高校で起きた自殺事件や柔道女子日本代表による告発を機に再論点化している体罰問題。暴力行為のみならず、生徒の心を殴るような理不尽な指導もみられる。適切な指導とはなにか。いま教育の現場ではなにが求められているのか。行き過ぎた指導による被害者・被害家族と向き合いつづけている「『指導死』親の会」の大貫隆志さんにお話を伺った。(聞き手/荻上チキ、構成/出口優夏) 体罰は「聖域化」されやすい環境でおこる ―― 現在、体罰問題がふたたびメディアで大きく取り上げられています。じつは表に出てこなかっただけで、学校空間やアスリート教育の現場では体罰が起こりやすい環境が温存されていたわけです。今回の体罰問題の「再論点化」について、大貫さんはどう感じていらっしゃいますか? 今回の再論点化で、世間の人々の体罰にたいする意識はだいぶ変わるのではないかと思います。しかし、一部に体罰容認論を唱えつづける人たちも確実に

    行き過ぎた指導をなくすための方策をさぐる/「指導死」親の会代表世話人・大貫隆志氏インタビュー - SYNODOS
    kaerudayo
    kaerudayo 2013/04/12
    これは良さそうなイギリスの柔道指導者に向けたマニュアル「Safe Landings」。翻訳は全国柔道事故被害者の会(http://judojiko.net/)のホームページで。後で読もう。
  • 親と暮らせない子どもをめぐる状況/島津あき - SYNODOS

    親が育てられない場合、子どもはどこへ行くのか 東日大震災の発生後、「災害遺児」の存在がにわかにクローズアップされ、その支援をめぐる議論に多くの関心が寄せられた。そこで気になるのが、そもそも里親制度やさまざまな施設について、世間はどれほどの知識を共有できているのだろうかという点だ。 たとえばインターネット上の質問検索サービスで「離婚」や「子ども」といったキーワードで検索をかけると、さまざまな質問がヒットする。たとえば「離婚を考えていますが、子どもを育てられません。引き取ってくれる施設を教えてください」「子どもを施設に入れると、毎月お金がかかるのですか」といったものだ。そしてその回答は、必ずしも十分なものだとは言えない。 厚生労働省が2008年に発表した統計によれば、現在、施設や里親のもとで暮らしている子どもたちは、里親委託児3611人、児童養護施設児31593人、自立施設児1995人、情緒

    親と暮らせない子どもをめぐる状況/島津あき - SYNODOS
    kaerudayo
    kaerudayo 2013/04/10
    子どもを大切にしない国で、子どもが増えるわけないさ。