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ブックマーク / kanjinai.hatenablog.com (19)

  • 塚原久美『中絶技術とリプロダクティヴ・ライツ フェミニスト倫理の視点から』 - kanjinaiのブログ

    中絶技術とリプロダクティヴ・ライツ: フェミニスト倫理の視点から 作者: 塚原久美出版社/メーカー: 勁草書房発売日: 2014/03/30メディア: 単行この商品を含むブログ (15件) を見る 2014年6月27日週刊読書人掲載 このを読んではじめて、日の人工妊娠中絶が世界のスタンダードからとんでもなく遅れており、日の女性たちは時代遅れの環境で危険な中絶手術を行なっているという事実を知った。日は医療技術の先進国だとばかり思っていたが、その常識が崩れ去ってしまった。この書評を読んでいるみなさんも、書に目を通せば、日の現状に唖然とするであろう。 中絶というと、女性のお腹の中の胎児を殺して、そのバラバラになった身体を掻き出すといったイメージを持っている人が多いのではなかろうか。私もそうであった。実際に日の産婦人科で行なわれている多くの中絶が、そのような方法(拡張掻爬術:略称D

    塚原久美『中絶技術とリプロダクティヴ・ライツ フェミニスト倫理の視点から』 - kanjinaiのブログ
    kaerudayo
    kaerudayo 2014/07/24
    「日本で中絶薬による自宅中絶を政府が規制しているのは、日本の刑法に堕胎罪があるからである。妊娠女性が自分の手で中絶をするのは犯罪なのである」中絶法までガラパゴスなのか。驚いた。
  • 『決定版 感じない男』(ちくま文庫) - kanjinaiのブログ

    感じない男 (ちくま新書) 作者: 森岡正博出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2005/02/08メディア: 新書購入: 28人 クリック: 179回この商品を含むブログ (149件) を見る 2005年に、ちくま新書から刊行された『感じない男』は、ネットを中心に圧倒的な反響があり、その後読み継がれて男性学の古典の一つとなりました。そしてちくま新書版が品切れになったのを機に、このたび、ちくま文庫で再刊されることとなりました。 発売は4月10日ですので、ぜひ書店で手にとってみてください。こののうわさは聞いていたけれども書店にないので見たことがないという方も、4月中は書店の文庫棚にありますので。 文庫版には、「感じない男はその後どうなったのか」という長めの補章が付け加えられています。その中から一部を紹介します。 補章 第2節より ・・・・・ そもそも私がこのを書こうと思ったのは、男性の

  • 磯村健太郎・山口栄二『原発と裁判官』 - kanjinaiのブログ

    原発と裁判官 なぜ司法は「メルトダウン」を許したのか 作者: 磯村健太郎,山口栄二出版社/メーカー: 朝日新聞出版発売日: 2013/03/07メディア: 単行 クリック: 2回この商品を含むブログ (4件) を見る これまでの日の原発訴訟において、裁判官はどう考え、どう判断してきたのかを(元)当事者たちへのインタビューによって浮かび上がらせたである。福島の原発事故の前と後では、原発訴訟に対する市民の意識もがらりと変わったであろう。なによりも、これまでの原発訴訟を裁いてきた裁判官たちがいちばん困惑していることだろうと想像するが実際はどうなのだろうか。 これは東京電力柏崎刈羽原発第一号機訴訟(新潟地裁)裁判官であった西野喜一さんの言葉である。 行政事件や労働事件、国家賠償事件、公安事件などで、国家の意思にそぐわない判決を出すと、自分の処遇にどういうかたちで返ってくるだろうか。そのように

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  • 「震災トラウマと復興ストレス」宮地尚子 - kanjinaiのブログ

    震災トラウマと復興ストレス (岩波ブックレット) 作者: 宮地尚子出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2011/08/11メディア: 単行(ソフトカバー)購入: 1人 クリック: 45回この商品を含むブログ (6件) を見る 宮地尚子さんの新著。精神医学研究者で、医師で、トラウマについて広く考察してきた著者が、すばやくこういうを出したのには何かわけがあるのだろう。震災が大きなトラウマを当事者や非当事者に与えたが、これからは復興のプロセスにおいて、様々なストレスが人々を見舞うことになるというスタンスで書かれている。著者がかねてより提唱している「環状島」モデルを用いて、トラウマとストレスの具体例を位置づけている。しかしこの「環状島」というメタファーはもっと注目を集めてもいいのではないだろうか。論理よりも、イメージ喚起力が大きく、それによって、見えてくる(ような気がする)ものはたくさんある

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  • 「福島の原発事故をめぐって」山本義隆 - kanjinaiのブログ

    福島の原発事故をめぐって―― いくつか学び考えたこと 作者: 山義隆出版社/メーカー: みすず書房発売日: 2011/08/25メディア: 単行(ソフトカバー)購入: 10人 クリック: 372回この商品を含むブログ (36件) を見る 科学史研究者(と言うだけでいいのかどうか分からないが)山義隆が、怒りに筆を震わせながら原発ファシズムを糾弾した。そもそもは雑誌『みすず』用に書かれたものを、単行化したものらしい。全100頁のハンディなである。原発をめぐる構造的腐敗を書いているだけでなく、肥大する科学技術幻想を科学史の上に位置づけて議論している点が著者ならではなのだろう。

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  • オペレーションコドモタチ 山本 太郎 メッセージ - kanjinaiのブログ

    いろんな意味で必見。 子どもの発がんリスクについては、毎日新聞の記事がよくまとまっている。 http://mainichi.jp/select/weathernews/news/20110516dde012040013000c.html 「子供を守ってほしい。基準値は年間20ミリシーベルトから事故前の1ミリシーベルトに戻して」。2日、東京・永田町の参院議員会館講堂であった集会。福島市から駆け付けた住民代表、中手聖一さん(50)は文部科学省幹部に訴えた。幹部らが並ぶ長机の前には、福島市の小学校から持ち込まれた小さな土袋が一つ。そばに置かれた線量計は、その放射線量に反応して「ザー」という警告音を鳴らし続けていた−−。 支援者の一人、福島瑞穂・社民党党首は「20ミリシーベルトは安全ではない。どうして子供たちを遊ばせるのか」と質問。文科省の渡辺格・科学技術・学術政策局次長は「学校は勉学をするのも重

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    kaerudayo
    kaerudayo 2011/05/18
    「人の命をなんだと思っているんだ!」って決め台詞が浮かんだ。私は山本太郎の本気を支持するよ。
  • 「救児の人々」赤ちゃんをどこまで助ければいいかという問い - kanjinaiのブログ

    救児の人々 ~ 医療にどこまで求めますか (ロハスメディカル叢書 1) 作者: 熊田梨恵出版社/メーカー: ロハスメディア発売日: 2010/05/25メディア: 単行(ソフトカバー)購入: 10人 クリック: 148回この商品を含むブログ (16件) を見る 熊田梨恵さんによる、高度新生児医療の狭間に落ち込んだ人々へのインタビュー。ここに捉えられた言葉は貴重なのかもしれない。下記の言葉は31歳シングルマザーの母親のもの。早産で生まれた子は生まれつき脳に障害があり、母親と意思疎通することすらできない。母親はキャリアを絶たれ24時間介護をしている。 「もしこの子がいなければ」と考えないことがない、と言ったら嘘になると思いますよ。子供が助からない方がよかったのかもしれないと、言ってはいけないとは分かってますけど、やっぱり思うことはあるんです。でも、そんなことを言えば、自分は地獄に堕ちると思

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  • いのちの選択 - kanjinaiのブログ

    いのちの選択――今、考えたい脳死・臓器移植 (岩波ブックレット 782) 作者: 小松美彦,市野川容孝,田中智彦出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2010/05/08メディア: 単行(ソフトカバー)購入: 12人 クリック: 96回この商品を含むブログ (17件) を見る 昨年の臓器移植法改正において慎重論・反対論の立場に立っていた生命倫理会議のメンバーが共同執筆したが出ました。ご一読ください。資料的にも貴重だと思います。 今年7月からは、脳死に対して反対、あるいは意見を決めてない、という人は、ドナーカードなどであらかじめ自分の反対意思を表明して持参してないと、脳死になったときに家族の意思によって上書きされてしまうことになります。大学で学生たちに聞いてみるとほとんどこの事実を知りません。 今年7月からは、脳死に反対・慎重の人はドナーカードを持って、反対・慎重の自分の意見を表明する必

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  • 八紘一宇の塔 - kanjinaiのブログ

    うかつにも、こんなモニュメントが宮崎県にあるなんて知りませんでした。 八紘一宇の塔 http://otokonohoukago.mond.jp/page075.html http://www.geocities.jp/taken373/heiwa.html 平和の塔の史実を考える会の児玉武夫氏の論考 http://hisphere.org/tlife/hakouitiu/shiryou/files/hakkouitiu.pdf によれば、この塔建設時に、日軍は世界各地の史跡・建造物の一部を壊して持ち寄り、この塔に埋め込んでいる。当時の中国の故宮、万里の長城の石などもはめ込まれているとのこと(写真あり)。 宮崎県民は、この塔のことをどう思っているのだろう。中国をはじめ各国政府と協議したのちに、日が行なったことの証言プラス貴重な史跡として後世までそのまま保存するのがいいのではないか。しかし

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  • 逝かない身体 ALS的日常を生きる - kanjinaiのブログ

    逝かない身体―ALS的日常を生きる (シリーズ ケアをひらく) 作者: 川口 有美子出版社/メーカー: 医学書院発売日: 2009/12/01メディア: 単行購入: 17人 クリック: 373回この商品を含むブログ (40件) を見る ALS(筋萎縮性側索硬化症)になった母親を、その死の床までともに生きた著者の手記であり、貴重な記録であり思索である。体が徐々に動かなくなり意識が閉じこめられていくという一般のとらえ方とはまったく異なった見方・感じ方が開かれていくのを感じる。生命倫理領域のことを考えている人は必読であろう。

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  • 嵐、表参道駅、ジェンダー - kanjinaiのブログ

    とある用事で東京の地下鉄表参道駅に降り立つと、なにやら警備員がたくさんいて、女性たちが柱や壁のポスターに群がってさかんに写真を撮っている。なんだろうと思って見てみると、嵐という人たちの上半身裸緊縛写真ポスターが表参道駅の柱や壁に貼られていて、みんなそれを撮っていたのであった。 写真を撮る女性たちで構内は大混雑で、警備員が「止まらないでください〜」と絶叫状態。 ポスターは見てお分かりのように、若い美形男性の上半身裸に、口をガムテープでふさぎ、紐で柱を緊縛するというもの。陵辱されるのは若い男性で、視姦するのは女性という構図。この写真に性的な意味がない、とは言えないであろうし、女性の置かれた性的地位を暴露するためにあえて被害者を男性に置き換えた告発写真とも取れないであろう。 若い美形男性に突き刺さる視線の渦の現存を、はからずも明るみに出したプロジェクトに結果的にはなっているとは言える。「草系男

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    kaerudayo
    kaerudayo 2010/01/07
    写メを撮る光景にゾッとしたんだが。そう思う方が少数派なのかな。
  • 大阪府立大学、文系学部切り捨てへ - kanjinaiのブログ

    大阪府立大学が、橋下改革によって、文系学部を切り捨てるという結論を出しました。以下、朝日新聞大阪版より。 「日一」の理系大学を大阪から、と 2009年12月04日 総合大学から「日一」の理系大学へ転身するという府立大(堺市中区)の改革案が3日、奥野武俊学長から橋下知事に提出された。府はこの案をベースに改革の方向性を決め、2011年春からの新体制スタートを目指す。 再編でできるのは、現代システム科学、工学、生命環境科学、地域保健学の4学域。学域の下に計13の「学類」を設置。従来の「学部・学科」体制よりも柔軟なカリキュラム編成を目指す。 改革案の説明を受けた知事は「文系の学部は猛反対するでしょうが、大学全体、府全体を考えてよく作っていただいた」と評価。「費用を削るための改革ではない。学長が理想の大学を追求できるよう、全面的にバックアップする」と強調した。 奥野学長はその後の記者会見で「大阪

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    kaerudayo
    kaerudayo 2009/12/11
  • 移植を待つ親は、子が脳死になったら臓器を出すか? - kanjinaiのブログ

    あしたの採決の前に、書いておきます。 もし仮にA案、A’案が通ったとしたら、これまで子どもの移植を訴えてきた親の方々は、つらい状況に追い込まれるのではないでしょうか。 それは、移植を待っているあいだに、不運にも、子どもが脳死になってしまった、あるいは心臓死になってしまったときに、親は脳死・心臓死の子どもから臓器を摘出して移植し差し出すかどうかを問われることになる、ということです。(いまはそういうことは日では生じません) このとき、 ・ 親には、脳死・心臓死になった子どもから臓器を摘出する法的義務はありません。 これは確かなことです。 問題となるのは、 ・ 親は、自分の子どもには臓器をくださいと言っていたのだから、自分の子どもが脳死・心臓死になったときには、自分の子どもから臓器を摘出して差し出す、道義的義務があるのかどうか? という点です。言い換えれば、 ・ 「うちの子どもに臓器をください

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    kaerudayo
    kaerudayo 2009/07/13
    イヤと言って拒める人ばかりではない日本だから。/「脳死を死」と思わなくても移植を受けたいって……臓器移植は人のエゴを見せつけるなぁ。
  • そこまでやるか石井みどり参議院議員! - kanjinaiのブログ

    ここまでくるとギャグの領域なのですが、てるてるさん情報をコピペ。まずはお読みください。 7月10日参議院会議 ○石井みどり参議院議員 脳死の議論の際、小児には、長期脳死という問題がたびたび指摘をされています。 脳死状態であっても、髪の毛が伸びる、爪が伸びる、歯が生え変わる、 そして成長を続けていくと言われています。 テレビ等で報道されている、小児の長期脳死事例は、 いわゆる臨床的脳死と診断されているに過ぎず、 臓器移植法において求められる厳格な法的脳死判定に係る検査、 すなわち、無呼吸テストや時間をおいての2回の検査が実施されているわけではありません。 この意味においては、このような状態にある者は法的に死とされているわけではありません。 小児の脳死判定に慎重さが必要であるということは、当然でありますが、 単なる臨床的脳死と法的脳死判定により脳死とされていることは、 区別して議論する必要が

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    kaerudayo
    kaerudayo 2009/07/11
    ニュースで長期脳死の子の話題を見ていて、娘から「これは死んでいるってこと?」と聞かれて、答えに詰まった。一律にするのは危険と思うがな。
  • 移植法改正A案提出者に望むこと - kanjinaiのブログ

    一学者がいまさら言っても声は届かないだろうが、B案の原案(森岡杉案)の共同提案者のひとりとして以下のことを、参議院でA案を提出する方々に強く要望する。 (1)「子どもの脳死」に関する臨時調査会を作り、その答申があるまでは15歳未満からの臓器摘出を行なわないことを、附則に明記するか、あるいはガイドラインに記すこと。(幼い子どもの長期脳死の実態解明と、それへの対応指針は、いかなる案が可決されようとも、脳死移植実施以前に公的に議論しておく必要がある) (2)A案では、脳死判定および臓器移植を人の意思で拒むことができると明記されている。脳死移植拒否の公的な書式をガイドライン等で明記すること。そのときに、その書式が法的に有効になるためのハードルを高く設定しないこと。(拒否の書類には、親族のハンコが4つ必要で、半年前に役所に出しておかないといけなくて、さらに委員会の審査がある、とかいうような設定に

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    kaerudayo
    kaerudayo 2009/06/25
    んかなぁ、家族が防波堤にならない子も多い事実を思うと、A案でいいよとは言い切れん。親族優先条項もあると聞くと怖くなる。
  • 『草食系男子の恋愛学』という本を出します。 - kanjinaiのブログ

    森岡正博『草系男子の恋愛学』(メディアファクトリー、定価1050円)というを2008年7月に出しました。その後、「草系男子」という言葉がメディアでどんどん広がっていって、2009年には流行語になりました。 草系男子の恋愛学 (MF文庫ダ・ヴィンチ) 作者: 森岡正博出版社/メーカー: KADOKAWA / メディアファクトリー発売日: 2015/11/06メディア: Kindle版この商品を含むブログ (2件) を見る 草系男子とは、「新世代の優しい男性のことで、異性をがつがつと求める肉系ではない。異性と肩を並べて優しく草をべることを願う、草系の男性のこと」だと、の中では書きました。基的に心が優しく、自分の欲望をがつがつ押していくのが苦手で、傷つくことと相手を傷つけることが苦手で、性欲や恋愛願望はあるが、それほど積極的ではないという感じの男性でしょうね。上記のの表紙に

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  • 草食男子・なぜ男からプロポーズしないといけないのか? - kanjinaiのブログ

    前エントリーで触れたように、この7月に『草系男子の恋愛学』というを出すのだが、その関連で、いろいろネットを調べている。まず、驚いたのは、gooの「「検索で知るコトバ」週間ランキング」に、「草男子」が4位で入っているということである。 (http://ranking.goo.ne.jp/ranking/001/keyweek_kenkoto/ 6月7日現在) 4月にNONNOで特集され、5月にはMiniで記事になったからということだろう。が、なかなかみなさん敏感に反応するワードであるようだ。 「草男子」について最近いろいろな女性と話をすることが多いが、女性たちの反応は非常に鋭敏である。いちばん多い反応は、「そうそう、そういう男の子、最近身近に増えたように思う!」というもの。その次は、(ちいさな声で)「実は、私はそういう子のほうが好き」というもの。どうも、男は肉系で力強く、しっかりし

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    kaerudayo 2008/06/17
    左右から集中砲火を浴びるであろう、草食系男子。
  • 池上甲一ほか『食の共同体』 - kanjinaiのブログ

    の共同体―動員から連帯へ 作者: 池上甲一,岩崎正弥,原山浩介,藤原辰史出版社/メーカー: ナカニシヤ出版発売日: 2008/05メディア: 単行購入: 5人 クリック: 78回この商品を含むブログ (9件) を見る 2008年6月8日東京新聞掲載 このところ、家庭内で「個」が広がっている。かつての「家庭の団らん」は姿を消し、栄養のかたよりなども深刻になっていると言われる。 これからは、それを反省して、卓ににぎわいを取り戻し、家庭を活性化させていくことが大事だ、というふうになりがちだが、このの著者たちは、そういうふうには考えない。なぜなら、歴史を振り返ってみれば分かるように、家庭の卓の「共同性」の大切さが説かれるときは、きまって「国家」が乗り出してきて人々を一元的に組織化し、統合させようとするときだからである。 たとえば、第二次世界大戦がそうであった。日政府は、日米をべる

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    kaerudayo
    kaerudayo 2008/06/17
    「ナチスドイツも同じであって、各家庭における食の正しい管理こそが、ドイツ国家を支えるものであるとした」食育の危うさを指摘。
  • 秋葉原事件と「男性性」 - kanjinaiのブログ

    今日、大阪京都を往復する時間を利用して、杉田俊介『無能力批評』を読み終えた。このは、たぶん、とても読者を選ぶだと思う。が、私の年度前半期のベストブックであった。 無能力批評―労働と生存のエチカ 作者: 杉田俊介出版社/メーカー: 大月書店発売日: 2008/05/01メディア: 単行購入: 10人 クリック: 258回この商品を含むブログ (43件) を見る いいたいことはたくさんあるが、とりあえず、このでもっとも引き込まれたのは、最終章あたりの「「男性弱者」と内なるモテ幻想」という章だった。タイトル見ただけで、分かる人は内容が分かるかとも思うが、この章における杉田の、男性性と暴力性と非モテについての考察は豊穣である。そのうえでいきなり言いたいことを言うと、杉田は、今回の秋葉原事件について書くべきではないか。この章を読みながら私は秋葉原事件のことをずっと考えていた。この章は、あの

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    kaerudayo
    kaerudayo 2008/06/17
    男性性か。どっちかというと、ふたりの女性が刺された点が気になっていたが。
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