2015年11月2日のブックマーク (1件)

  • 死後強まるカリスマ性 伊藤計劃 病床で10日間で書き上げた作品 | AERA dot. (アエラドット)

    虐殺器官 (ハヤカワ文庫JA) Amazonで購入するこの記事の写真をすべて見る 「3回生まれ変わってもこんなにすごいものは書けない」。宮部みゆきがその才能に嫉妬した、伊藤計劃。読めばあなたも、その息遣いを感じるはずだ。 その日の夕カレーだと聞いた伊藤聡は、「じゃあ、べてみる」とベッド脇の母親に言った。もう何日も欲がなかった。母の和恵(70)がスプーンでカレーを口元に運ぶと、伊藤はそれを口に含んだ。数さじ分だったが、和恵はそれでもうれしい。 「ああ、久しぶりに事ができてよかったわね」 それが、母が息子にかけた最後の言葉になった。伊藤のがんはこのとき、全身の6カ所に転移していた。もはや外科手術で取り除くことは難しく、抗がん剤や放射線治療が頼り。モルヒネを飲みながらの闘病だった。 2009年3月20日。そんな苦しみの日々が終わった。8年半にわたってがんと闘った伊藤は「眠るように、すー

    死後強まるカリスマ性 伊藤計劃 病床で10日間で書き上げた作品 | AERA dot. (アエラドット)
    kagariharuki
    kagariharuki 2015/11/02
    本名は伊藤聡なのか。同姓同名同年代でジャンルの近い評論家の人(しかもカレー好き)がいらっしゃるので、冒頭のカレーを食べる場面で混乱した