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竹中平蔵氏はひどく賢い人だと思う。「頑張る人間には報い、そうでない人は淘汰される、それが競争社会、これからそれがますます加速する」と主張。この論理は実に巧み。高給をもらっている人は「自分が頑張っているからだ」と自信を深める。貧困にあえぐ人は自分に力がないからだと自らを責める。 しかし有能だとされて高給をつかむのはごく一部。そうでない人は派遣社員や契約社員などになるしかなく、正社員でも給与水準を下げられ。こうすると、高給取りと正社員と派遣・契約社員とが互いにいがみ合う。労働者同士で反目し合う。「協働」が難しくなってしまう。 「これから競争社会になる」と言えば竹中氏に非はなく、世の中が勝手にそうなるのだと、世界のせいにできる。 こうした構造を作った上で、派遣会社の会長におさまり、派遣社員から上前をはねて自分の収入にする。実に賢い。 また、労働者同士がいがみ合い、反目し合う中で、株主への還元をや
カーゴ・カルト(cargo cult)とは、主としてメラネシアなどに存在する招神信仰である。いつの日か、先祖の霊・または神が、天国から船や飛行機に文明の利器を搭載して自分達のもとに現れる、という物質主義的な信仰である。直訳すると「積荷信仰(つみにしんこう)」。近代文明の捉え方について独特の形態をとることが特徴である。 パプアニューギニアのマダン地区ボギア地方で起こったマンブ運動を研究した人類学者ケネルム・バリッジ(英語版)の著書『Mambu. A Melanesian Millennium』(1960年)などに基づくと、カーゴ・カルトの特徴は次のように整理される[1]。 カーゴの到来への期待と、その時が差し迫っていることを告げる預言。多くの場合、カリスマ的な指導者が超自然的な方法でメッセージを受け取り、それを預言として流布させる。 カーゴの源泉は超自然的な領域(天国)にあると考えられており
国際エネルギー機関(IEA)は2019年「環境に優しいエネルギーシステムにおける原子力」と題する報告書を発表し、世界がエネルギーの脱炭素化を目指す中、原子力の重要性を強調した。その中で、同機関は「先進国にとって、原子力は30年以上にわたって最大の低炭素電力源であり続け、複数の国でエネルギー供給の安全保障に重要な役割を果たしてきた。しかし、先進国では老朽化した設備を段階的に廃止する政策の面だけでなく、市場の動向や規制の壁といった圧力を受けて廃炉に踏み切ることもあるため、原子力は現在、不確実な未来に直面している」と指摘した。 原子力発電は炭素排出量の少ない電力源として重要であるにもかかわらず、1986年のチェルノブイリや2011年の福島のような原子力発電所事故のリスクを理由に、段階的に廃止する国もある。そのようなリスクがあると一般市民が受け止めている限り、原子力発電は逆風にさらされることになる
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