もみじマーク義務化「撤回」 「高齢者いじめ」反発受け(1/2ページ)2008年12月25日11時31分印刷ソーシャルブックマーク もみじマーク 道路交通法で75歳以上に表示が義務づけられている高齢運転者標識(もみじマーク)について、警察庁は25日、罰則を凍結し、70〜74歳と同様に努力義務にとどめるとする改正試案をまとめた。同庁は公式には「表示率が高まったから」と説明するが、お年寄りらの反発を受けて6月の施行からわずか半年で事実上撤回した形だ。(野田一郎) もみじマークをめぐっては、07年6月に75歳以上の表示義務を含む改正道交法が成立した際は目立った議論にはならなかった。ところが施行を前に、同じ75歳以上で線引きする後期高齢者医療制度への批判と相まって「運転能力には個人差があり、一律義務化はおかしい」「表示すると割り込みや幅寄せをされる」などとお年寄りから不満が噴出。与野党からも「高齢者