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ブックマーク / mag.executive.itmedia.co.jp (7)

  • 高校野球女子マネジャーにも劣る経営者たち

    『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの「マネジメント」を読んだら』が売れている。「もしドラ」と略すらしい。表紙が「萌え系」で年配者には抵抗感があるが、こっそり読んでいる経営者が出ているだろう。 最近のベストセラー、『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの「マネジメント」を読んだら』 (岩崎夏海著 ダイヤモンド社)という長いタイトルの小説、100万部以上も売れているだけあってあちこちで話題になっている。略して、「もしドラ」と称するらしい。 表紙が「萌え系」で年配者には抵抗感があるが、P. F. ドラッカーの多くの著書を翻訳している上田惇生は絶賛するし、若者は読んで涙を流すし、一部経営コンサルタントも経営者が読むことを推奨する。そろそろ、こっそり読んでいる経営者が出ているだろう。 これは実話ではなく小説で、いわゆる作り話だが、そしてストーリーがいかにもでき過ぎていて、読みようによ

    高校野球女子マネジャーにも劣る経営者たち
  • サービス残業、責任のなすり付け、粉飾……、管理職の暴走が招いた結末

    サービス残業、責任のなすり付け、粉飾……、管理職の暴走が招いた結末:生き残れない経営(1/2 ページ) 政治の世界でも経営の世界でも、その場しのぎのごまかしは通用しないものである。経営トップからの強烈なプレッシャーによって自暴自棄になった赤字部門の管理職がとった行動とは? 人間関係でも、政治の世界でも、スポーツの世界でもそうだが、表面を糊塗(こと)してその場をしのごうとする考え方は、後で必ず反動がくる。経営の世界でも同じことが言える。ごまかしてその場をしのぐ経営姿勢は、やがて企業を崩壊させることになる。たとえそれが小事であっても、芽を摘んでおかないと、やがては大事に発展する可能性がある。質にアプローチしなければ、事態の真の改善は期待できない。近年の多くの企業の不祥事とその結末は好例である。 表面を糊塗しようとして失敗した、小経営者の哀れな物語を紹介しよう。某大企業のA製造課長は何期も赤字

    サービス残業、責任のなすり付け、粉飾……、管理職の暴走が招いた結末
  • 【第17回】新入社員すべてをパンダ型だと思い込むな

    毎年この時期に社会経済生産性部が発表する「新入社員タイプ」。時世にあったネーミングは的を得ているが、うのみにしてすべての社員を型に当てはめようとしてはいけない。 「ミドルが経営を変える」バックナンバーはこちらから。 筆者が所属する和歌山大学では、後期日程の入試が終わり、今年度の主要な行事は3月末の卒業式を残すのみとなった。4月初頭には入学式があり、式後の新入生ガイダンスの詳細もそろそろ手元に来る時期である。 突然だが、ここで問題。第1次石油危機のころは「パンダ型」、バブル景気の真っただ中は「養殖ハマチ型」、“失われた10年”のころは「ボディシャンプー型」、そして昨年度は「カーリング型」。これらは何を表現したものであろうか。 毎年3月末になると社会経済生産性部の「職業のあり方研究会」が「入社年度別新入社員タイプ」を発表する*1。新聞紙上などでも取り上げられることが多いため、目にしたことの

    【第17回】新入社員すべてをパンダ型だと思い込むな
  • 行革の獅子と猛烈企業家の顔を併せ持つ男―――土光敏夫【第1回】

    今から約30年前、土光敏夫という男が行政改革にらつ腕を振るったことを覚えているだろうか。その活躍に、かつて多くの日人は喝采(かっさい)を送ったものだった。ただし、企業家として知られる土光には、決してありがたくはない異名も数多い。果たして、土光とはどのような人物であったのか――。 30年も前に叫ばれた行政改革の必要性 「増税なき財政再建」「行政改革の断行」「特殊法人の整理・民営化」――今日のわれわれにとって、そのいずれもが見慣れた政治的スローガンに映ることだろう。だが、それらは30年も前に掲げられた目標でもあることは、改めて説明するまでもあるまい。当時、日ではロッキード事件によって田中角栄前首相(当時)をはじめ多くの政財界人が逮捕され国民の政治不信が極限まで高まるとともに、各省庁での天下りや100兆円を超える国債発行残額などが社会問題化していた。 そうした中、総理大臣の鈴木善行が行財政改

    行革の獅子と猛烈企業家の顔を併せ持つ男―――土光敏夫【第1回】
  • 【第11回】同族経営を侮るなかれ

    では不祥事を起こした企業の中でも、特に同族企業がやり玉に挙げられる。最近では不二家、ミートホープ、船場吉兆などが記憶に新しい。果たして、同族経営は当に“悪”といえるのだろうか。 「ミドルが経営を変える」バックナンバーはこちらから。 ファミリービジネス、ファミリー企業、同族経営……。このように称される会社や経営手法に対して皆さんはどのようなイメージを持つだろうか? 法律上、会社企業とはなっているが、実態は「小ぢんまりと商売をしている」個人事業主の域を超えない企業体をイメージされるかもしれない。実際に数だけを見れば、日の会社の相当数はこれに該当する。小ぢんまりという言葉には、売上高や従業員規模が単に小さいというだけではなく、「零細」というネガティブなニュアンスが含まれていることが多い。 同様に、その経営手法として「オーナー一族が好き勝手な経営をし、社員がそれに翻弄(ほんろう)されている

    【第11回】同族経営を侮るなかれ
  • リーダーが変革できない3つの理由

    目まぐるしく変化するビジネス環境に合わせ、企業や組織も常に変革していかなくてはならない。その先頭に立つのがリーダーだ。しかしながら、“優秀な”リーダーであればあるほど組織にとって足かせになってしまうという。 盛り上がった北京オリンピックも終わりを迎えた。数々の真剣勝負に感動した人も多いのではないか。競泳の北島康介選手は、平泳ぎ100メートル、200メートルの両種目で2大会連続の金メダルを獲得した。彼のすごいところは、常に自己変革を続けていることである。 金メダル獲得や優勝をしてしまうと、燃え尽きてしまうアスリートたちは多い。実際、北島選手もアテネオリンピック後は、スランプに陥り結果が出ないときもあった。しかし、さらなる目標を掲げ、フォーム改善に取り組み、今回の結果を生み出した。 並外れた強い精神力を持っているということもあるが、日々の努力――自己変革があってこそ、実現できたものである。 自

  • “ギスギス”する職場、その背後にある見えない問題とは

    社員の不満を解消することで、働きやすい職場を作ることができるかもしれない。だが、それによって企業の業績が向上するかどうかは別問題であるという。 先日、大変興味深い調査を目にした。それは「日経ナビ2008 働きやすい会社調査ランキング」である。ご覧になられた方もいるかもしれない。日経ナビは、学生の就職活動に役立つ、企業のさまざまなランキング情報を提供している。働きやすい会社調査ランキングは、その中の1つだ。ビジネスマンが考える「働きやすさ」を実現する制度・環境の充実度により、会社をランクづけしている。もしかしたら、皆さんの会社も入っているかもしれない。 わたしが注目したのは、働きやすい「会社」のランキングではなく、働きやすさを実現する「制度・環境」のランキングである。(※カッコ内は昨年順位。-は新設の質問のため順位なし) 休暇や勤務制度、人事考課に関する事項が上位を占めている。この結果を見て

    “ギスギス”する職場、その背後にある見えない問題とは
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