(CNN) 太陽への接近で消滅した可能性もあるとみられていた「アイソン彗星(すいせい)」について、米海軍研究試験所の研究者は28日、彗星の核の少なくとも一部が残っているとの見方を示した。 研究者のカール・バッタムズ氏は、アイソン彗星の核の一部が近日点を無事乗り越えたと思われると発言。「核の一部は太陽コロナを通過し、再び姿を現したようだ。ちりとガスをまき散らしているが、これがいつまで続くかはわからない」と語った。 同氏はまた、「彗星は(太陽の裏から)出現し明るくなり始めている。今後どうなるか予測するには数日間観測する必要がある」と述べた。 アイソン彗星は同日、太陽から117万キロの距離にまで接近。アイソン彗星が太陽に最接近する様子はNASAと欧州宇宙機関(ESA)の衛星や探査機が観測した。 米航空宇宙局(NASA)の専門家は同日、「現時点では、ちりでできた尾が太陽から離れる姿が見えている」と