2014年6月3日のブックマーク (1件)

  • 本物の幸せ哲学「共通善」の話をしよう -マイケル・サンデル 特別インタビュー

    欧州を彷彿とさせるレンガ色の校舎と石畳の小道。「ハーバードの街」、マサチューセッツ州ケンブリッジには、自由と権威が共存する独特な雰囲気が漂う。 なかでも、ひときわ強烈なオーラを放っているのが、同大学のサンダーズシアターだ。のべ1万4000人が履修した、マイケル・サンデル教授の名講義「正義」の舞台である。サンデル教授は、難解で抽象的な思考を身近な問題に置き換えることで政治哲学への関心をかき立てる手法で広く知られている。 「能力は、多くが生まれ持った条件で決まる。とすれば、マイケル・ジョーダンの高額報酬は正当といえるのか――」 10年11月のある日。スーツに身を包んだ教授がシアターの壇上に軽やかに登場すると、学生の間から拍手がわき起こった。 「アリストテレスは、政治とは、より高邁な理想を追求し、市民にコモングッズ(共通善)を考える機会を与え、意義ある生活を提供することだと論じている。みんなはど

    本物の幸せ哲学「共通善」の話をしよう -マイケル・サンデル 特別インタビュー