米津玄師、King Gnu、Official髭男dism……それぞれの楽曲に含まれた“切なさ”とは何なのか 楽曲/メロディ構成を分析 一応音楽ディレクターの屋号を掲げてポピュラー音楽制作業に従事している身にも関わらず普段全くと言っていいほど「J-POP」(以下、「現在流行しているメジャーな邦ポップス」としてこの語を使っています)を聴かないという体たらくの私に、リアルサウンドの編集部が与えたお題はズバリ「心の琴線に触れる切ないメロディとは何なのか、米津玄師、King Gnu、Official髭男dismそれぞれの楽曲から分析すべし」というものでした。米津玄師も、King Gnuも、Official髭男dismも、それぞれ名前だけは知っている、あるいは街なかに流れる有線放送でなんとなく耳にしているくらいのレベルの私が、そんなだいそれた原稿を書いていいものかどうか逡巡するわけですが、こうした御託