Samba 3.0系列は現在も順調に開発が進み、6月27日には最新版としてSamba 3.0.25bがリリースされています。安定版という位置づけですが、セキュリティ修正版としてリリースされたSamba 3.0.22を除くと、末尾にアルファベットが付与されたバグ修正版以外では毎回10個近いパラメータや機能が追加や削除されるなど、かなり大規模な変更が行われています。 しかし、これらは充分なドキュメントがなく、パラメータなども活用されているとはいいがたい状態です。そこで大規模な変更が行われたSamba 3.0.20以降に追加された機能のうち、特徴的なものについて解説を行っていきましょう。 なおSambaはLinuxやFreeBSDをはじめ、SolarisやHP-UXなどの各種商用UNIXといった多くのプラットフォームで動作します。このため以下の解説ではこれらを総称して「UNIX」と呼称しますが、